春霞

 菜花畑に入り日薄れ

 見渡す山の端霞深し

庭の菜の花も盛りを迎えて、思わず口をつく。歌の舞台である野沢温泉へは、もうどれくらい行けていないだろう・・・・・・。

コロナ禍に甘えてやしないか、そう自問自答。続く道は消えることなく伸びていて、たぐりよせるマシンもある。あとは踏み出すだけか。

年度末の嵐が過ぎれば、ひとときの安らぎがやってくる。XG250を連れ出して、雪国の浅き春を訪ねるのも・・・・・・悪くはない。