浪費

降りそぼつ雨の中、自分事じゃない「私事」が積まれていって、限りある時間はべったりと浪費される。これまでの「せめてもの罪滅ぼし」と思うことができたなら、どんなに幸せだろうが。その間に広がるのは、終わりの見えないディスタンス。費やした時間の幾ばくかを取り戻して、晴れる予報の週末、バイクに乗れたらいいと思う。