モノローグ

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夢のガレージ2

あれから多少の出入りがあった。モンスター900にブロンコ、KSRⅡにグロム。モトクロッサーと言えば、今では高嶺の花のKTM、そのミニモトも、このコンクリートの上にあった。そこから紆余曲折、モトグッチのV7Ⅱと、モトクロッサー2台が納まって、…

夢のガレージ

注文住宅と言うには畏れ多いけれど、我が家は、施工する工務店に素人丸出しの図面を渡して、思いの間取りを実現してもらっている、だから、扉の場所や開き、窓の配置など、多少何難ある造りになってしまった。まあ、車と違って家の場合、そうそう買い替える…

デジャヴ

GoPro用に256GBのメモリーカードをポチって、ようやく落ち着いた。広告の裏に記したタスクリストは、ついに消えることなく・・・・・・涼やかに宵が迫る。やり遂げた感じのしない日は、何か忘れ物をした気分になって、それを夜半まで引きずることになる…

物欲

このところの物欲といったら・・・・・・自分でも引いてしまうほど。それも、バイクに関するものばかりじゃない。壊れた冷蔵庫の「つなぎ役」を期待する車載冷蔵庫に、シルバーウィークのキャンプで使えるテーブルとイス、V7Ⅱのハンドルバーに搭載される予定のア…

26夏、能登#

舗道から車道に向かって傾げる電信柱。誰も居ない草野球のスタジアム。途中から折れたまま置き去りにされている案内標識。二年の時間が電柱を屹立させ、揃いのユニフォームを着た少年野球のチームが整列し、その傍らに白が眩しい標識が真っ直ぐに立てられた…

26夏、能登#

二日を能登で過ごして、馴染みのホテルをチェックアウト。まっすぐ帰るにはまだ、太陽が空高く青い空の中にあって、その光がアスファルトに照り返している。ただ、駐車場から左に下りてすぐの海岸線は、遠く、東の洋上からゆっくりと近づいてくる台風に備え…

26夏、能登#

夏は海、午前中に空を覆っていた雲が割れると・・・・・・見る間に青が広がり、赤い砂浜に濃い影が落ちる。海から風がよく吹き渡り、その風に乗って白波が、砂を播いて打ち寄せる。ただ、それも腰から胸の辺りで、岸からしばらくは、膝に掛かることもない。おだや…

26夏、能登#

彼の地に立つことをしなければ、こうした思いを募らせることもなかったかもしれない。定宿からそのまま日本海へと続く道を下りていけば、いつもの穏やかな砂浜が、そこにあると思っていた。少ししけて、白波の立つ海岸線には、すっかり波が迫るようにしてい…

26夏、能登#

ちょうど一年前、信を置いていた者に裏切られたような、そんな気持ちにさせられて・・・・・・私は能登行きを諦めた。それから半年をかけて関係を修復して、この夏、長い関越のトンネルをくぐり抜けて、新潟の上越から、日本海を望んだ。空にはまだらな雲、充満し…

10年選手

何を持ち越すこともなく、静かにラップトップを閉じて回り、のんびりと久米仙を体に流し込む。気になることがないわけではない。そのひとつが、昨日から氷を作らなくなってしまった冷蔵庫。気づけば10年選手で、きっと消費電力も小さくはないのだろう。そ…

私の小さな楽しみ

今の仕事はすっかりテレワークに落ち着いてしまって、仲間たちと顔を合わせる機会が、ほとんどない。ひとりラップトップに向かう面々は、隣同士で会話していたことも、思い出すことが難しいほどに、過去の出来事になっていた。そうした背景があるからか、朝…

三人の思い出

週末の信じられない暑気を、北から張り出した高気圧が吹き飛ばしたようで・・・・・・夕べからエアコンを閉じていたけれど、週明けの月曜日の今日も真夏日から解放されて、しばらくぶりに、エアコンのない部屋で仕事をこなしていく。暑がりの同居人も朝から出かけ…

夏はいく

5月、6月、7月と・・・・・・暑くて、寒くて、また暑くて。そんな過ごし方をしていたら、いつしか葉月になっていた。仕事に忙殺されていた時期もある。もちろん家事に勤しんでいた時間も。ただ、ここまで時空を凝縮されるとは、思ってもみなかった。初日の昨日…

愛するということ

夕方、最寄りの駅まで迎えに行ってから・・・・・・日常が戻ってきた。それが、幸か不幸か、我が家のワンとニャンにも是非とも伺いたい。かくいう私といえば、昨日までの夕餉よりももっと少ない駅弁と、名物らしい揚げ物の一串を差し出されて・・・・・・それらを仕方な…

この子はもう

暮れなずむ北西の空には積乱雲が、鈍色を纏いながらどんどん高く膨らんでいる。そして、耳に届く雷鳴は、かなりの音のはずなのに・・・・・・足下のネロは、まったくの知らんぷり。道々臭いをかきながら、ゆっくりと歩いていく。時折、私の臭いを見つけられなくな…

修羅の道

よりにもよって、こんなときにかぎって、嫁は東北周遊の旅に出ていて、洗濯やら食事の支度やら、犬猫の世話やらで忙しない。週末の約束にほころびが生じそうになった今、この時間になっても、クライアントの長からは、何の連絡も届かない、ならばと、やれる…

26年06、夏。 Day10

沸かし湯を浴びて、コイルベッドに横になって・・・・・・TVプログラムのニュース番組では、相変わらずイランとアメリカが、同じようなやりとりを繰り返している。そのまま起き上がって、見慣れた週末のバラエティーに一人微笑み、少しずつ私は、夢から現へと少…

26年06、夏。 Day9

別れの朝は、忙しないくらいがちょうどいい。昨日よりも少しばかり早く起きて、短い食事を共にして、彼は仕事の身支度を調えて、私は埼玉への帰り支度を始める。交わす言葉もほとんどなく、少しずつ時間が経過していくのを、TVスクリーンの左隅に映し出さ…

26年06、夏。 Day8

北の大地を東から西へ。天気を味方につけていたはずなのに、しっとりと濡れそぼつシルバーの愛機は、今日だけは羽を休めて、新しい造りのするアパートの片隅にある駐輪場で、まったく動かないでいる。それで昨日の疲れが癒えるのなら、それでいい。今日は彼…

ようやく、か

ようやく空から雨、それも大粒の雨粒が、一気に降ってきた。ネロと夕方の散歩道、黒い積乱雲が西の空にあって、天高く伸びて、正直期待はしていた。ただ、このところの雨雲には、どうにも縁がないようで、一時パラつくことはあっても、通りを濡れて光らせる…

週休三日の後の

北西から近づいてくるはずの雨雲は、ぽっかりと穴を開けてしまったようにここだけをよけるようにして、南東へと抜けていった。アスファルトを、その熱をわずかに飛ばすぐらいに濡らしただけで、吹く風は、思ったほどには冷たくならない。まったくアラバスタ…

いわゆるサボタージュ(笑)

「明けない夜はない」とは、よく言ったものである。もう何度も、こうした経験をしているはずなのに、またふっと、心許ない気持ちに苛まれる。終わりの見えにくかったいくつかの案件のうち、ひとつか片付いて、ひとつは峠を越えた。そして、時間の流れが極端…

フェーンな酷暑

高校生活の最後の一年を、ボクは富山で過ごした。雪深い峠越えが記憶に新しい中で、幾度か今日のような体験をした気がする。それは夏の始めだったか終わりだったか・・・・・・。窓から眺める立山連峰は、まるで屏風のようで、その稜線から吹き降りてくる風は、ま…

良き初日かな

三日も休んでしまえば、それなりの初日を迎えるはずなのに・・・・・・今日という火曜日は、とても穏やかだ。その三日の休日の中でも、仲間に頼まれていた仕事をこなしていたからだろうか、朝の定例ミーティングから午後の会議まで、ぽっかりと時間が浮いてしまっ…

週休三日

月曜日の今日は、いつもなら7時前に起床して、プラスチックで膨らんだ、軽いゴミ袋をぶら下げながら、ネロと歩き出す。それが「海の日」とやらで、8時30分、いつもの始業のアラームで、ようやく起き上がる。すでにネロは階下の住人で、このワタシをきっ…

可能性を楽しみにして

休日出勤の傍ら、愛機RM85Lの埃を落としてやる。わずかばかりに付着した泥の粒と、うっすらと全身を覆う褐色は、高圧洗浄機に掛かっては一瞬で流れていって、あっという間に元の黄色の車体に甦る。今日、仕事を調整すれば、いや、調整はいくらでもでき…

45分の小旅行

一山越えたような、そんな金曜の夜。そして、明日からは三連休。公私の用事が少しばかり溜まっていて、それをこなしながらのバイクライフにとって、これ以上のシチュエーションはない。この宵に、慌ててラップトップを叩く必要もないし、RMのドライブスプ…

散歩が大好きなんです

雲がかぶった朝、香ばしい珈琲の香りが隣家の換気扇から流れ出てきた。この家ではきっと、朝はパン食で、挽きたての珈琲をカップに注いで、テーブルに向き合っているのだろう。そんな光景を思い描きながら、少し涼しく、少し蒸した朝を歩いていく。週末から…

オレも同じだ

このところ、久米仙の効きがいつもより強くなっている気がしてならない。一合とちょっと、酒量は変わらないのだけれど、アルコールの抜けがすこぶる悪い。気持ち短くなった睡眠時間が関係しているのだろうか?いずれにしても寝起きが悪くて、一日が惰性で過…

お気に召すまま

梅雨明けを思わせる陽射しが、朝の畦道に鋭く切れ込む。思わず目を細めて、その軌跡を見やり、遅れるネロのリードが延びきったところで、ふと立ち止まる。それを繰り返しながら、ここ最近のコースから大きく外れて、荒い息づかいのまま、ネロがとぼとぼと歩…