2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

目をとじて・・・小旅行

何とか雨が上がっただけで、台風一過とはほど遠い、さえない灰色が日曜の朝を覆っている。走りを休んで、整備も休んで、仕事場から持ち帰った“過ぎ去りし日々”を手に取ってみる。デジタルカメラのおかげで、すっかり目にしなくなった“写真”・・・その一枚一…

降り続ける雨が連れてきた、お洒落な休日

程よい音で雨が降り続く。ゆっくりと目覚める土曜日、行きそびれていた美容室にも、これで落ち着いて行けそうだ。お洒落に疎いワタシにとって、美容室は「学びの場」。店の内装や調度品、スタイリストさんの服装や小道具、そして“今”を語る瑞々しい会話・・…

1/7446が過ぎて、また日は巡る

いつもの金曜日よりも、少し忙しかっただけ。ただそれだけで、特別な一日は、単に“10月29日”でしかなかった。真っ暗になった農道、すれ違うヘッドライトの列、目線を横切る一閃の光・・・雨が降っていないだけで、昨日と同じ光景は、きっと明日も明後日も繰…

雨に想う日々もある

往年のランディ・マモラじゃあるまいし、雨が好きなライダーはそういないはず。おまけに、この寒さ・・・。沈む心に雨音が大きく響いている。冷たい雨は、いつ止むでもなく、不規則に窓に砕けて滴り落ちていく。どうやら天は、この週末を“一休み”にしてくれ…

さしずめ“神在月”のコースは、変わらぬ雰囲気で走り応えも十分!~結

昼休みに散水が入って、埃舞うコースの表面をしっとりと濡らしていた。いつもと違っていたのは、ずいぶんとコースの奥まで丁寧に放水していたことだ。散水車から吐き出される水の線が、緩い放物線を描いて路面に落ちていく。その水流が地表の土を勢いよく飛…

さしずめ“神在月”のコースは、変わらぬ雰囲気で走り応えも十分!~黄神の最後編

CRF150RⅡの赤い車体が小さくなっていくのと入れ替わるように、2ストロークの細く乾いた排気音が背後に迫ってきた。ワタシと同じRM85L、同じ10モデルを駆る#101の神だ。ロングテーブルの手前で、インから刺してきた。ステップダウン、テーブルトップを接近し…

さしずめ“神在月”のコースは、変わらぬ雰囲気で走り応えも十分!~眩い神の走り編

路面も乾き始めたところで、先週手に入れたSIDIのブーツに履き替えてスタート地点へ・・・。ピボットシステムのおかげで新品なのに良く動いてくれる。TECH3の時とは、えらい違いだ。二本目のクールは、準備万端のMCライダーが一斉にコースイン、青ゼッケンの…

さしずめ“神在月”のコースは、変わらぬ雰囲気で走り応えも十分!~消えたテーブル編

プロテクターを付け始めたところに、ryoが戻ってきた。まだ2、3周しかしていないはずなのに・・・いったい何事?!。KXに跨ったままのryoに近づいていくと、ヘルメット越しに「テーブルトップが無くなっている!」とだけ伝えてコースへと戻っていった。コース…

さしずめ“神在月”のコースは、変わらぬ雰囲気で走り応えも十分!~序

今や翌日の予報を外すことなど、あってはならないことなのかもしれない。昨夜は雲が広がっていたはずなのに、天気予報どおり朝から晴れ渡っている。半月ぶりに朝から空にある太陽、ずいぶん遅くなった日の出に、運転席まで陽射しが入り込んで・・・眩しくて…

ベストな訳は、さえない天気が続いたおかげ?

灰色の空がひび割れて、白く光っている。雲の裂け目からうっすらと陽が射し込み、地上に光の帯を垂らしている。久しぶりに明るさを取り戻した朝は、週末の天気を期待させるに十分だ。ただ、太陽が姿を見せていないせいか、Tシャツにボタンダウンだけで歩くに…

気合の勝利か、シンメトリーの恩恵か

トラウマ-心的外傷・・・「心の傷」って、なかなか癒せないものだ。ジュリーがその昔唄っていたっけ・・・「体の傷なら癒せるけれど、心の痛手は癒せやしない」と。冷たい雨に濡れそぼった農道、その入口に並ぶ二本の鉄柱に、今日も心が痛む。赤と黄色の縞…

その勢いには、いつも気おされてしまう・・・

朝から大騒ぎ、とんでもない車両に乗り合わせてしまったようだ・・・。 ryoの軽トラに乗って駅まで来てしまったせいで、時間が余ってしかたがない。約束の時間に北千住へ到着するにも、たっぷり1時間以上の余裕がある。“東武ブックス”で立ち読みするにしても…

温泉好きにはいい季節が巡ってきた~後編

<昨日の続き> 夜半から強く降り始めた雨・・・5人も入れば窮屈になってしまう露天風呂に浸かりながら、黒い空から落ちてくる雨を目で追いかける。東屋風の屋根を叩いては砕ける雨、植え込みの緑色した葉っぱを揺らす雨、湯船の外に広がるコンクリートを打…

温泉好きにはいい季節が巡ってきた

5時も過ぎれば、窓の外は真っ暗だ。窓ガラスに手を当てると、思わず引っ込めてしまうぐらいに冷たい。日曜日にはTシャツすら邪魔だと思っていたのに・・・それから二日、ジャケットの襟を立てて走っても、隙間から入り込む湿った冷気が身体を冷たくして・・…

死ぬ前に一度乗ってみたかった・・・

洗車する間もなく、走りっぱなしのRM。マシンだけでなく、身体も養生しなくては・・・と、まずは谷田部と半谷のお誘いに「ごめんなさい」をして、朝寝坊と決め込んだ。カーテンを閉め切って、頭から掛け布団をかぶって・・・不思議と贅沢な気分だ。洗車は『O…

これで少しはステップワークがうまくなるといいんだけど・・・

気にもしていなかった天気・・・油断していたら、明け方に雨が降ったらしい。それも、結構な勢いで・・・。歩道のあちこちに水たまりが光って見える。そうとも知らず、いつもの道を辿っていつものコースへと急ぐBongo。龍ヶ崎に入ってからも点々とする雨の痕…

テーマは全開!夏フェスと福島遠征の成果は如何に?!~レース編5(最終話)

<昨日の続き> 「L1」。ボードを差し出すsatakeさんに大きく頷いて、フィニッシュラインを越えていく。machi-sanの突き出された腕が、背中をポンと押してくれているようだ。攻める走りを守りに変えて、転倒の恐れがない速度でコースをなぞっていく。#172の…

テーマは全開!夏フェスと福島遠征の成果は如何に?!~レース編4

<10/2の続き・・・レースも佳境に!> 気がつけば、視界に入る後続車は1台だけになっていた。ただ、この赤いマシンがokano師匠の駆るCRF150RⅡなのが厄介だ。どうにも気になって仕方がない。向こうからは見えないはずだが、坂の底を左に曲がろうとするワタシ…

極上のトラクションは・・・めったに味わえないもの~最終話

午後になると、ブルで盛られた赤土が弾き飛ばされ、いつもの固い路面が顔を出してきた。所々に引かれたタイヤの軌跡は、少しだけ強くなった雨に濡れて、薄く光っている。徐々に滑り出しが早くなったコースを泳ぐようにして走るのは・・・ryo。乗れているのか…

極上のトラクションは・・・めったに味わえないもの~その4

さすがに30分は長い。力一杯スロットルを握り締めているせいか、右腕もパンパンに腫れている。止むでもなく、強くなるでもなく・・・落ちる雨。koba-aniのテントで雨を避けながら、左手で右腕を揉みほぐしてやる。ただ、辛いわけではない。いつもと違う“表情…

極上のトラクションは・・・めったに味わえないもの~その3

“とっても小さい”のと“それ以外”の2クラス分け、1クラスごとに30分の走行時間が割り当てられている。最初は“それ以外”、ミニモトからフルサイズまで、上手いのもそれなりの人も“十把一絡げ”のクラスだ。9時のクールには間に合わず、ryoと二人、10時の走行に…

極上のトラクションは・・・めったに味わえないもの~その2

利根川の流れに沿うようにして、龍ヶ崎へとハンドルを向けていく。途中、野田から柏に入る手前で、雨脚が強くなってきた。間欠ワイパーでは間に合わない。しかし、それもつかの間、利根川沿いに延びる農道を走り出す頃には、雨も止んで、雲の色も明るくなっ…

極上のトラクションは・・・めったに味わえないもの

昨夜、日付も変わろうかという頃になって、koba-aniからメールが届いた。「明日408に行こうかなーと思っています。明日会えたらよろしくお願いしますね」。MX408かぁ・・・ryoも恋しくなっているみたいだし、すっかり“浮気者”の評価を受けている身としては・…

今度会うときは、信号待ちがもう少し長いといいな

訳あって朝から春日部駅の西口、「かすかべ湯元温泉」の近くまで出掛けることに。いつもより1時間遅れでXR230のエンジンを始動、ひんやりした空気が残っているせいか、チョークを戻すと今にも止まりそうな音でアイドリングを始める。日ごと長くなる暖気時間…

好天がもたらした、実り多き一日~最終話

パドックに戻って、まずは師匠にお礼。ワタシの“成長”を楽しんでくれているようで、4連が跳べるようになったことを伝えると屈託のない笑顔で応えてくれた。ギャップの続くストレートはこうして・・・と、奥からのシングルジャンプを越えた後のコツを話し始め…

好天がもたらした、実り多き一日~その4

午後の一本目、周りよりも少し遅れてコースの入口にRMを運ぶ。コースインする時機を見計らっていると、最終のテーブルトップを橙色の車体が跳び上がってきた。harada師匠のマシンだ。一瞬こちらを向いて目配せしたような気がして・・・すぐ後を追うようにコ…

好天がもたらした、実り多き一日~その3

せわしない印象はすっかり消えて、走り甲斐のある、楽しいコースに生まれ変わっていた半谷モトクロスパーク。しっかりと加速できるストレート、やる気にさせる連続ジャンプ、そして、赤土の路面。もう少し乾いていたら、最高に面白いのに・・・それだけが残…

好天がもたらした、実り多き一日~その2

下りながら連続したリズムジャンプを3つこなすと、上り勾配の左コーナー。深く刻まれた轍に、なかなかマシンを合わせられない・・・。大きなシングルジャンプの後には水たまり、すぐに2連ジャンプ、そして右に曲がると・・・二つ目の水たまり。その先で軽く…

好天がもたらした、実り多き一日

「朝の天気で」と話していた朝は、陽射しが降り注ぐ、予想外の好い天気。昨日の夕方に決めた半谷行きも、この日和なら行かないわけにはいかない。とんちんかんのmasaru-chanとナノハナのワタシと・・・いつものハイエースコンビだけでの練習は、今日が初めて…

テーマは全開!夏フェスと福島遠征の成果は如何に?!~レース編3

パドックからスターティンググリッドへ・・・スタートを前に緊張した時間が流れる。遅れて入ったグリッドは#172の左隣、排気管からエンジンオイルの焦げた“匂い”が漂っていた。・・・5秒前のボードが出され、各車のエンジン音が最高潮に達する・・・ふっと時…