2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

“無呼吸”で走らされてみて・・・第一章

<11/28の続き> 85/150クラスの走行枠は2組目、9時20分からの20分間が最初になる。dan-choとの再会を喜びながら、昨日から積みっぱなしのマシンを一台ずつ降ろしていく。落ち着いて見渡してみると、MC組の姿もちらほら・・・楽しく練習できそうな気配だ。9…

隠れ家的な洋食屋さん・・・

12時を少し回ったところで打ち合わせを切り上げて・・・遅めの昼食。八重洲から有楽町方面に歩いていく。案内係を買って出てくれたのは打ち合わせのお相手、若いながらもしっかりとした考えを持つ好青年だ。高速道路をくぐり、通りを渡ってすぐの雑居ビル。…

“無呼吸”で走らされてみて・・・序章

朝から晴れ渡った空、昨日はあまり姿を見せなかった太陽が、光をあふれさせている。ただ、冷え込みは厳しいようだ。Bongoの窓が薄く白く曇ってきた。日曜日の午前7時、行き交うクルマもほとんどいない県道を、昨日と同じように東へとひた走る。サンバイザー…

行かないわけには・・・ということで行って“は”きましたが

“本日、コース整備を行いました。レイアウトは変更していませんが、フープス・ビッグテーブルの前のコーナー・フィニッシュのテーブル等が変更になりました。この後、フリー走行・レースにお越しになる方は、走行前に良く確認して下さい”・・・昨夜、夕飯の…

“ヤマカガシ”と呼ばれて~完結編2/2

“魔法の券”だし、バイトもあるし・・・ryoは最後のクールを走らずに着替え始めた。走れる時間は15分、「上がってもいいかな?」と思っていたら・・・「えっ?!パパは走るんだよね?」とざりままさん。「ん?!あっ、もちろん!」と心にもない言葉で応える。ブレ…

“ヤマカガシ”と呼ばれて~完結編1/2

<11/23の続き> 前のクールと同じように、気がつくと赤い#372が視線の先にいる。相変わらず車体は落ち着いていて、届きそうで届かないのがもどかしい。コーナーの出口、立ち上がっていくときに黄色の車体が見える、そのぐらいの間隔で付かず離れずの走行が…

999・・・メーテルや鉄郎が出てくる話じゃなくて

JR田町駅前、第一京浜を挟んだ向かいのビルに“TSUTAYA”が入っている。1階にセルのCDとDVD、レンタル商品は2階に配置されているようだ。打ち合わせまでには少し時間があるし、気になる商品もあるし・・・ちょっと見ていくことにした。横断歩道を渡り、入口の…

“ヤマカガシ”と呼ばれて~後編2/2

昨夜から降り続いているのだろう、空き地の窪みが雨水で膨れ上がっている。水溜りの波紋がひっきりなしに広がっては、あちこちでぶつかりあって・・・雨音が静かに消えていくようだ。走るのは一休み、撥水仕様のジャンバーにデニム地のキャップを揃えて、ま…

“ヤマカガシ”と呼ばれて~後編1/2

灰色を水に溶かしてのばしたような空。午後には雨が降ると言う。生温い空気に包まれて、寒がりにはうれしい月曜日だ。飛び石連休のせいだろうか、ホームに入ってきた北千住行きの区間急行は、手すりに掴まる人の数もまばら、ところどころ空席が目につく。紅…

“ヤマカガシ”と呼ばれて~前編

マディとはいかなかったけど、水気を吸ったコーナーのおかげで、ずいぶんと泥をかぶっている。このところ簡単に済ませていた洗車も、今日は時間がかかりそうだ。早目に起きて、まずはワンコたちの散歩から。かなり暖かい田圃道・・・太陽の高度も上がって、…

無事ニューウェアのデビューを飾れたようだ~完結編

レースも3周目。奥に向かうストレートを“流して”いるtakezo-san・・・すかさずインに潜り込んで、そのままフープスに突っ込む。不意を突かれたYZ250Fが、俄然元気を取り戻して、追撃を始める。背後に4ストの野太い排気音が迫ってきても、余裕があるのは・・…

無事ニューウェアのデビューを飾れたようだ~レース編2/2

マーシャルの掲げるボードが翻って、周回数5周のエキシビション“Local-X”のスタートまで、あと5秒・・・サイレンサーから、ひときわ甲高い2ストの排気音を吐き出すKXとRM。いつものようにハンドルバーにガードをぶつけるぐらいの前傾姿勢で、スターティング…

無事ニューウェアのデビューを飾れたようだ~レース編1/2

「もう十分・・・」とryoが言うとおり、このまま終わりにしてもいいと思えるぐらい中身の詰まった公式練習だった。そんな言葉とともに一息ついていると、スターティンググリッドから割れるような爆音が響いてくる。早くも一組目のレースが始まったようだ。公…

無事ニューウェアのデビューを飾れたようだ~練習走行編2/2

<11/15の続き・・・> コースマーシャルの旗を合図に、スターティンググリッドの右端から一台一台、コースへと飛び出していく。イバMOTO以来の“大御所”okano師匠に続いて、RMを加速させる。技量は違っても“心意気”は変わらず・・・ご機嫌な土を蹴散らしなが…

凍った!

朝の散歩がだんだん億劫になってきた。寒がりには厳しい季節がどんどん深まっていく。玄関を出ると、吐く息がはらはらと白く流れていって、ui-chanが伝えるように“この冬一番の冷え込み”だ。三匹を引き連れての田圃道、柔らかく耕された畑がうっすらと霜を被…

無事ニューウェアのデビューを飾れたようだ~練習走行編1/2

前泊するか、場所取りしておかないと・・・第一パドックに停めるのは無理なようだ。MX408の常連も第二、弟三・・・果ては第四パドックに追いやられているし、ちょっとMCを甘く見ていたのかもしれない。“アウェイ”な空気に満ちている第一パドック、それでも見…

無事ニューウェアのデビューを飾れたようだ

受付が始まろうかという7時10分過ぎ。いつもの亜鉛工場脇を曲がって少し走ると、前を走っていた“同業者”が右手の駐車場に入っていった。“MX DEMO DAY”で係員をやったときに、駐車場としてあてがわれたところだ。MX408の本コースからは、とんでもなく離れた高…

持病の癪が・・・

通勤時間が延びたせいなのか、なかなか“平日夜間”のマシン整備ができない。日増しに冷え込む宵闇も、ガレージを遠ざけているようだ。新調した“Twisted”のデビューはiguchi師匠に任せて、今日のところは出来ずじまいだった整備を片付けることにした。陽射しの…

“さくら太り”に向かって・・・まっしぐら?!

薄日が舞う昼休みの駅前、ロータリーを走り抜けるクルマが、勢いよく風を巻き上げていく。思いのほか冷たい風に当てられて、スーツの胸元を塞ぐように腕組みしてしまう。南風が吹いて暖かくなるはずなのに・・・ui-chan、今日はハズレかな?ロータリーを回り…

ミスタードーナッツ♪

10日振りに見るケヤキ並木は、暖かな褐色に色付いていた。そのうちの何本かは、気ぜわしく葉を落として始めている。都心にはない、緩やかな空間に陽射しがたっぷりと降り注ぎ・・・明るい小春日和が、心を和ませてくれていた。我孫子の空気は・・・やっぱり…

クリスマスには何してるのかな?

千代田区飯田町、ガーデンエアタワー。高層複合都市「アイガーデンエアー」の一角にやってきたのは、昼休みも終わろうとしている午後1時過ぎ。昼食を取る姿は消えていたけど、複数のビルに囲まれた “庭”には、腰をおろして本を読んだり、携帯をいじったり・…

“融かす”ようなアツい走りができますように~後編2/2

MCFAJにエントリーしている人だけに許された“今だけ半額”。「MX408 Local Cross」でもOK!・・・という訳で、真面目にウェアを吟味。THORもANSWERも試着しまくって、何となくONEの“Rosso”に気持ちが固まり始めた矢先・・・「これにしなよっ!」と、横から“Tw…

“融かす”ようなアツい走りができますように~後編1/2

左膝の古傷を痛めたらしく、最終クールを諦めたryo・・・3時からはRMだけがコースインだ。走行開始の合図を待つミニモト組の目の前を、数珠つなぎのフルサイズマシンが最終コーナーに突っ込んでいく・・・途切れることなく接近したまま、それも狂ったような…

“融かす”ようなアツい走りができますように~前編

「いいでしょ?」、一本目を走り終えてパドックに戻るなり、saitoさんが得意げに声を掛けてくる。確かに、ブルのキャタピラ痕も真新しいコースは、程よくしんなりとした土がタイヤに絡みついて、文句なく楽しい路面の状態だ。「うん、うん、サイコー!」と親…

財布こそ忘れなかったけど・・・結果はサザエさん並

日向で動けば、少し汗ばむくらい。陽射しあふれる上天気は、何をするにも気分が乗るから好きだ。3日前、ryoが“不用意”にスポークを締め付けたせいで、すっかり歪んでしまったRMのフロントホイール。陽射しの届かない冷えたガレージで、スポークを締めたり緩…

知らないうちに成長していて・・・驚いた!

不格好な一週間が終わった。地味な色のワイシャツにきっちりとネクタイを締めて・・・電車に揺られて都内まで。社会に出てから20数年、初めて経験する4日間だった。電車の窓ガラスに映り込んだ姿は、在り来りの冴えないサラリーマン。淡い灰色のスーツは、人…

寒い日のラーメン、何とも良い組み合わせ

暑さはもちろん、寒さにも弱いのがビジネススーツ。冬を思わせる今朝は、コートを羽織ってくるべきだった。肩をすぼめて北千住行きの区間急行を待ちながら、一つ隣の乗車口に立つ黒いコート姿に嫉妬するワタシ・・・我ながら可笑しい話だ。黒ずんだ雲が細長…

“晴天”だけでなく、洗車以外の整備も久しぶり

久しぶりの晴れた朝は、真っ青な空とひんやりとした空気で満たされている。いつまでもこないと思えた秋は、いつしか冬を思わせるほどに深まっていた。北寄りの西風が、乾燥した冷たさで木々を揺らしては、葉を一枚、また一枚と舞い散らしている。9時を回った…

師弟ならではの以心伝心?!

「ところで明日か今週の日曜日はどこかで練習してますか?」・・・まるで心の隙間を見透かしたように、携帯にメールが入ってきた。差出人はiguchi師匠、全日本が終わって“援助”も一休み、ようやく自分で走る番が戻ってきたようだ。保険証がないのと台風崩れ…

まずまずのスタートが切れたような

団地の路地から通りに出る。いつもは左に曲がるT字路、右へウインカーを上げて・・・11月の始まりだ。生憎の雨がサイドウインドーを滲ませているけど、慣れない駅までの道のりに気分は上々、久しぶりにワクワクする月曜日を迎えていた。 PASMOが読み取られて…