2010-12-01から1ヶ月間の記事一覧

繰り返しの中で思いも新たに・・・

携帯の目覚ましを止めて、二度寝・・・。冬休みに入ってから、毎朝この繰り返しだ。仕事じゃないし、もちろん走りに行く訳でもなくて・・・ささやかな朝寝坊は、病みつきになりそうなほどに気分がいい。 KXの倍以上・・・さすがに8カ月の疲れを取るのは容易…

とりあえずは・・・人車ともに“養生”の年末~2

先代のKXから移植を予定しているPRO TAPAERのハンドルバー “Kaw-Mini”。RMの時と同じ作業は、ただ、同じような手間では済まなかった・・・カワサキ純正のハンドルグリップは“ガッチリ”とハンドルバーに貼り付いていて、まったく剥がれる気配がない。一体どん…

とりあえずは・・・人車ともに“養生”の年末

待ちにった“冬休み”。初日は、当たり前のように朝寝坊して、ベッドから起き上ったのは8時もだいぶ過ぎてからだ。枕元のカーテンを開け放つと、北に向いた出窓らしく、明るさだけを部屋に招き入れてくる。風があるのか、アスファルトの上を土埃が駆け抜けてい…

久しぶりに賑やかな年の瀬

左肩を下にして寝ていたせいか、動かす角度によって関節が少々痛む。おまけに冷えきった朝の空気が身体をすぼませ、肩にも余計な力が入るものだから・・・なおさら違和感を覚える。歳なのか、それとも意外に重傷だったのか・・・いずれにしても左肩の関節は…

アンプラグドな一日~後編

KAZEとMORI、二つのエリアからなる“レイクタウン”は・・・とにかく広い。“主”となる通路が緩やかな曲線を描いて、KAZEからMORIへと続いている。交差する通路もすべて曲線、全体が柔らかく構成されていて、どこかゆったりとした気持ちにさせてくれる・・・。 …

アンプラグドな一日~前編

ホワイトクリスマスになることもなく、むしろ日溜まりは暖かで・・・穏やかな日曜日だ。怪我しているわけでもないのに、マシンに跨ることすらしないで過ごす週末。これはこれで気分を贅沢にさせてくれる。天気も上々、いつもなら練習日和の冬晴れの空の下、…

“耳”じゃなくて“肌”で聴く音もあるんだ

“2010年最後のフリー走行”の今日、MX408はベストコンディションだという。MX408コース情報に記されたsaitoさんのコメントも、どこか楽しげな雰囲気だし・・・明日のHERO’Sはともかく、今日だけは走りたかった。西からの乾いた風が、湿った大地の上を吹き抜け…

ここまで話が合うとは・・・歴女、侮りがたし~終

<ちょっと“間”が空いてしまったけど・・・12/21の続き> 温めのお湯が額からうなじへとゆっくり流れて、甘い香りもどこかに消えてしまった。平家物語の前ともなると、さすがに話の行き場もない。興味があるのは大化の改新でも平城遷都でもなく・・・古事記…

使いこなすまでには・・・少しばかり時間がかかりそうだ

10時を少し回ったばかり・・・開店直後だと言うのに、駐車場は半分近くが埋まっている。国道16号線に面した“ヤマダ電機”は、相変わらず盛況だ。建物の下、ちょっとひんやりとした1階の駐車場にBongoを停めて、入口へと歩いていく。引っ切り無しに人が出入り…

明日からは少しずつゆっくりと・・・明るい時間が増えていく

風に煽られて出窓を叩いていた雨。その雨も朝には上がって、黒く澱んだ雨雲が日の出とともに色を無くしていく。「11月初めの気温になる」とui-chanが話していた。外に出ると、確かに風は南から吹いていて、生暖かい。11月と言うよりは春先の陽気、雨上がりに…

ここまで話が合うとは・・・歴女、侮りがたし~3

「ところで好きな武将は?」と訊かれて、少しだけ考える。頭皮のマッサージは、手遅れ気味のワタシの頭にも気持ちがいいわけで、そのフワフワした感覚の中で、武将の名前を挙げては消し、消しては挙げてを頭の中で繰り返す。「・・・謙信、上杉謙信かな?」…

ここまで話が合うとは・・・歴女、侮りがたし~2

<12/18の続き> 背もたれが完全に倒されて、足元の床と水平になった椅子。左肩をかばいながら、その椅子にゆっくりと横になる。手を添えてくれているのは歴女、ちょうど腰から膝の中間辺りに頭が来る格好だ。いつしか時は巡り、幕末から遡ること三百年余り…

返したくても返せない・・・終

<12/17の続き> 午後2時30分、レース前日らしく、まだ明るいうちに走行時間が終了。ryoもワタシも仲良く転んだのは・・・muraのやっかみだろうか。12月11日、今日ぐらいは大目に見てやらないと・・・空からどやされそうだ。そのmuraが、最後に作ってしまっ…

ここまで話が合うとは・・・歴女、侮りがたし

会社の最年少、歳は23だから・・・ryoとひとつしか違わない。その彼が絶賛していた「ヘッドスパ」を試してみることにした。 開店記念のくじで引き当てた“ヘッドスパ半額券”を手にして、春日部駅の西口へ・・・。提携している駐車場にBongoを停めると、ユリノ…

返したくても返せない・・・7

フロントタイヤを半ば強引に差し込んでくるYZF。右のふくらはぎには、もう何度かタイヤの感触が伝わっている。かなりの気合いだ。その気持ちを削ぐように、リズムセクションの手前で“周回遅れ”のマシンを挟んでみた。ホームストレートの入口には、saitoさん…

返したくても返せない・・・6

根拠のない強気な態度は、癇に障る時もあったけど・・・一番muraらしい性癖だった。それが、あの日に一変した。「もう追いつけないな・・・IAとノービスぐらい差がついたみたいだ」。一年前、まだそんなにスロットルも開けられないワタシの拙いジャンプを見…

返したくても返せない・・・5

時間が経つにつれて、左肩と右足に残された傷が痛み出す。まだ一週間しか経っていないから、転がった記憶もかなりはっきりしている。その記憶が、滑ってもなお挑戦しようとする気持ちを邪魔していた。 フープスへの“入り”も中途半端、おかげで最後から二つ目…

返したくても返せない・・・4

冬至の近づいている空、暖かな陽光が低く傾げて射し込んでいる。同じマシンとは思えない走りを見せるCRF+ryoの姿、muraには見えているだろうか・・・見えているとしたら、きっと奴も穏やかじゃないだろう。完全なフリー走行、なかなか“身内”が揃うこともな…

返したくても返せない・・・3

逆回りの頃、muraが一番苦手にしていたコーナー。続く“スネーク”に苦労させられながら、周回を重ねる。あの頃は、まだ物珍しかったCRF150RⅡ。CR85、YZF250と乗り継いで、「ようやく自分に合うマシンに出会った」と喜んでいたのをよく覚えている。そのCRFも今…

返したくても返せない・・・2

9時になっても、誰も走りに行かない・・・どなたも着替え始めるのに少し時間が掛っているようだ。暖かくなるとはいっても12月の朝、肌に触る空気は、冬の冷たさに満ちていた。さすがに夏のような訳にはいかない・・・「暑いっ!」と騒いでいた頃が懐かしく思…

返したくても返せない・・・

結局肩のサポーターを手に入れられないまま、ryoと二人でMX408に向かう・・・いつもの週末。東の空にゆっくりと太陽が浮かんできた。それまで黒ずんでいた空は、紫から青へと静かに色を付けていく。見上げると、雲ひとつない空・・・一年前にはもう一人、一…

この歳で“前方宙返り”を披露すると・・・後が大変~番外編

ようやく立ち上がったものの、右足と左腕に力が入らない。やっとの思いでマシンを引き起こし、右足の回復を待っていると・・・いつの間にかコースインしていたiguchi師匠が、奇声を上げて通り過ぎていった。癪だけど・・・追いかけられないんじゃどうしよう…

この歳で“前方宙返り”を披露すると・・・後が大変~後編2/2

午前中の最終クールを走り切り、フルサイズの2クラスを見終えて昼休み。お決まりのカップ麺にお湯を注いで・・・陽射しをたっぷりと浴びながらの昼食だ。立ち込める湯気もすぐに消えてしまうほど、12月とは思えないくらいに暖かい。“1.5倍”の太麺をすすって…

この歳で“前方宙返り”を披露すると・・・後が大変~後編1/2

反対側の斜面に落ちた車体は、フィニッシュラインからは見えない。女性とは言え“選手権ライダー”だ、大丈夫なら立ち上がって後続のライダーに合図するはずなのに・・・その気配がない。第一コーナーを見ても、コースに復帰した様子もない・・・。周りで一緒…

この歳で“前方宙返り”を披露すると・・・後が大変~前編2/2

曇り空。右足はだいぶ動くようになったものの、左肩の痛みはまだ続いている。ワンコたちの散歩は、歩く速さが戻りつつあるけど、不意にリードを引かれると大騒ぎだ。いつものように、目一杯リードを引っ張ってから、自分の尻尾を追いかけるようにして、くる…

この歳で“前方宙返り”を披露すると・・・後が大変~前編1/2

携帯の電子音とほぼ同時に目が開く。まだ薄暗い午前5時50分・・・とりあえずryoの二の舞にはならずに済んだようだ。Tシャツの胸元がべっとり湿っているのが気になるけれど、痛みで夜中に起こされることもなく、いつもの月曜日が始まろうとしていた。嫌な悪寒…

“無呼吸”で走らされてみて・・・最終章

「オレ、息してない!?」・・・何と、呼吸を止めて走っていた?!そんな極限の状態で走るのは、もちろん初めてのこと。今までのレースだったら、必ずどこかで息を抜けたけど、それが許されない世界でRMを走らせているような、そんな錯覚に陥る。一瞬たりとも気…

“無呼吸”で走らされてみて・・・第五章

クラッチレバーから左の人差し指と中指が離れて、RMが前に飛び出る。人もマシンもすこぶる反応がいい。車体が横にブレることもなく・・・一速でのスタートが性に合っているようだ。出足が決まって、二速までは周りに後れを取ることもなかった。すぐさま三速…

“無呼吸”で走らされてみて・・・第四章

昼休みの間にブルで均されたコース、気になるコーナーを歩いてみると・・・緩い泥土が平らに延ばされているだけ。乾いた走行ラインが覆い隠されてしまっている。見た目で判断できない、返って難しい状態になってしまったかもしれない。第一コーナーのイン側…

“無呼吸”で走らされてみて・・・第三章

午前中最後の走行は、レース前最後の20分間になる。スターティンググリッドで11時20分を待つRM・・・本日初めての“全時間”走行だ。グリーンフラッグに促されてコースイン。高く、長くされたフィニッシュテーブルの手前は、フカフカの土に深い軌跡が何本も刻…