2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧
28日、金曜。2月も今日で終わり。年明けの如月は、ホントに逃げるようにして過ぎていった・・・。 年度末を先取りしたような“案件ラッシュ”に、二度の大雪でくつろげない週末。何度もくじけそうになりながらも、職場の仲間に支えられて、何とか無事にひとつ…
北千住駅の浅草口から、小走りでコンコースをすり抜けていく。左腕を持ち上げて、G-SHOCKの針を確認すると、長針がもう23分を指そうとしている。常磐線を1本乗り損なって、あきらめていたはずなのに・・・なぜかそのまま、互い違いに並ぶ背中を交わして、北…
長い間合いに惑わされ、気がゆるんでいたか、それとも気負い過ぎたのか。どちらにしても無意識のうちに腕に力が入ったらしい――スターティングバーが倒れる一瞬、KXが右に少しだけ傾いた。足台の意味もなく、倒れた灰色のバーに弾かれ、フロントタイヤが右に…
<2/16の続き> 同じミニモトの最高峰、SEクラス。グリッドの一番左端から一人だけ、始めのストレートを斜めに切り取り、そこから一度も先頭を譲らずに走り切ったkyochan。サンドコーナーの外側ギリギリのところを、CR85が金切り声を上げて駆け抜ける――初め…
とにかく息を止めないように気をつけて、長くも短くも感じなかった15分を走り切る。なのに、右腕が軽く腫れあがり、チカラが入りにくくなっているのは、やはりレースに興奮しているせいだろうか・・・。スネークヒルの下り坂、その縁に立って最後の組の練習…
<2/6の続き> フープスの後の高速コーナー。ここから直線が延びてスネークの入口まで、すべって転ぶとかなり痛い目に会ってしまうけど――ココでのお気に入りだ。おまけに今日は、前にも後ろにも新品のタイヤをはいている。気分良くカラダをシートにあずけて…
<2/11の続き> シリンダヘッドに付いた「バルブ」を動かすための「カムシャフト」と「ロッカーアーム」。その「カムシャフト」を動かすために、クランクケースからは「カムチェーン」が延び、シリンダヘッドの左端で「カムスプロケット」に掛けられる。カム…
朝から雪かきを覚悟して、昨日よりもっとゆっくり布団にくるまっていたら、出窓の下から、アスファルトに鉄製のスコップがこすれる耳障りな音が響いてきた。降っているのか、もう止んでいるのか・・・どちらにしても、昨日の続きは午後にならないと始められ…
大雪は、思っていたよりも半日くらいズレてやって来た。こんなことなら朝まで歌っておけばよかった――歌トモとの2年越しの「歌会」はついに延期になって、いつもの土曜日と同じように遅く起きた朝。ガレージの中でバラけたCRF150RⅡのエンジンから、まずはシリ…
スターティングゲートの前、ずらり横一列に並んだマシンの左端に、緑のKXを寄せる。チェッカーを受けて、前の組のフルサイズマシンが次々にパドックへ帰っていくと・・・ひとつ目のテーブルトップジャンプの手前に、ゲートと平行して、黄色のビニールテープ…
<2/3の続き> ひとたびスケジュールが動き出すと、周りの人もマシンも忙しない。そして、張り詰めた雰囲気をあおるように、無機質なアナウンスが公式予選の招集を繰り返す。N150クラスの練習走行は、9時11分から15分間。分刻みで始まる公式練習と、10分+1…
<1/29の続き> FOXのモトクロスウェアに見知らぬ顔。そして、見覚えのないゼッケンが貼られたマシン。パドックには、いつもと違う雰囲気が漂う。朝が早過ぎて、どうにも落ち着かなくて・・・おぼつかない足取りで、スネークヒルの下り斜面を覗きに歩き出す…
女子高生と若い背広姿の間に、そっと腰を下ろす。江戸風に言えば「こぶし腰うかせ」してくれたのは、右隣りになった女子高生のほうだった。自前のノートに目を落とし、文字を追っては瞳を閉じて、少し上を向く――チラリと横目で、蛍光ピンクのマーカーが引か…
結局電車が動きはじめたのは、30分遅れの9時20分。その知らせを待って家を出て、まったく同じ道順をたどり、もう一度駅を目指す。太陽はすっかり高く浮かび、風は強く吹いているけど、日向を歩けば前かがみだったカラダもゆるんでくる。切符売り場の上にある…