あと少しで6時。陽が延びたおかげで、高層ビルの間は柔らかな水色のままだ。ガラスに映り込んだ光にも明るさがたっぷりと残っている。階段をひとつひとつ足で刻んでから、第一京浜を跨ぐペデストリアンデッキの上、流れる風には冷たさが消えていた。4月らし…
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