ベッドから起き上るまで、ずっと寝ているはずの土曜日・・・だったのに、7時を過ぎた頃から、2階で寝返りを打つたび、甘えた声が耳に障り始める。シロとネロの声だ。玄関から階段を上がり、寝室の扉をすり抜け、半身に転がった肢体を伝い、耳に届く。右に左…
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