周りに何もない解放感に気を良くして、胸にかぶったガードをガソリンタンクに近づけながら、右手を絞る。フロントタイヤは宙に浮いたまま、第1コーナーが大きくなってくる。バンクが反り上がって、奥行きのある左のヘアピンには、まだ誰も見えない。3速でア…
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