通りの両脇を棕櫚が並んで走る。なだらかな坂をまっすぐに上っていって、助手席の窓から東京湾に浮かぶ陽を眺めながら、Bongoのハンドルに両手を添える。ちょうど一年前、そう言っても一週間ほど早く訪れたときは、梅雨のど真ん中にあって、地面もずっと湿っ…
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