行き交うクルマもなければ、バイクも通らない。里山に延びる道を独り占めにして、加速するでもなくブレーキを掛けるでもなく、気ままに走り行く。どこまでも陽射しは強くて、道に落ちる影は、細い電線までくっきりと黒い。徐々に勾配がきつくなり、山が横か…
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