西の空の高いところに、うっすらと月が漂っている。宵からの温い空気は太陽に照らされて、緑の葉先の小さな露がヒカリをまばゆく跳ね返す。少し寝坊した朝は、すっかり明るく乾いていた。駆け足で散歩から戻ると、急いでYシャツに袖を通す。この程度のロスな…
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