2017-06-15から1日間の記事一覧
まだらな鈍色の空を割って太陽が、夏の青を大きく広げて見せた。そのまま黄昏が明るく暮れていき、星が瞬く宵闇にも、雲は見えない。そして肌に触る風は、どこまでも乾いている。 「梅雨の晴れ間」と片づけてしまうのはもったいない夜に、蛙の声がにぎやかに…
まだらな鈍色の空を割って太陽が、夏の青を大きく広げて見せた。そのまま黄昏が明るく暮れていき、星が瞬く宵闇にも、雲は見えない。そして肌に触る風は、どこまでも乾いている。 「梅雨の晴れ間」と片づけてしまうのはもったいない夜に、蛙の声がにぎやかに…