朝方の雨音は安堵の調べ。八時を過ぎて、ようやくベッドから起きあがる。一緒に寝ていたはずのネロは、もう下に降りて、遮光のカーテンからは白が漏れている。すうっと引いた先の景色は、でも、残念な曇天。予報はあっさり外れ、濃淡の墨色が空を埋め尽くし…
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