益子で過ごしたGWらしい一日

半月ぶりのRMに初めてのコース・・・はしゃぎ過ぎた代償は結構しんどいものだった。かなり力が入っていたのだろう、久しぶりに全身筋肉痛・・・それもかなりの痛み。おかげで益子行きが、すっかり遅くなってしまった。

真岡の街から断続的に続く車の列・・・地元の知り合いからは「朝早く着くように!」と忠告されていたのに、どっぷり渋滞に浸かってしまって・・・面目次第もない。ただ、不思議と充実感があるのはどうしてだろう?案外GWらしい“場所”にいることに満足しているのかもしれない。それでも早目に出てきた甲斐あって、去年のように動かなくなることもなく、益子の街並みまで辿り着くことができた。

この連休中に40万からの人が訪れるという『益子陶器市』。左右に陶器店が並ぶ「城内坂通り」も、幅が十分にある歩道から人があふれるほど、大変な賑わいを見せていた。何も知らなかった昨年は、あまりの混雑に車で近寄ることすらできず、散策できなかった通りだ。この通りを楽しんでもらおうと、入り口でkeiだけを降ろす。ワタシとSpikeは、車道にはみ出す人を避けつつ駐車場を探しながら、ゆっくりと通りを上がっていく。そうした車の動きと人混みも何となく快感、GWを感じてしまうから奇怪だ。

やはりGWに中国地方をツーリングした時のこと、萩の陶器市に立ち寄ったことがある。そこで見かけた「飯椀」・・・その足のない“茶器のような「飯椀」”を探してみたのだが、見つけることができない。ご飯もお茶も、それこそコーヒーも・・・口にするすべてを賄える「飯椀」。露店に並ぶ特価品から名のある陶芸家の逸品まで物色するものの・・・形が良ければ絵付が気に入らず、意匠が良ければ作りが好みに合わず・・・。これだと思える器に出会うのは、なかなかに難しいようだ。萩で逃した器を恋しく思う。

人いきれに疲れた体を『冷やしぶっかけうどん』で癒してから、再び初夏の陽射しの下へ。keiの探し物は手に入ったが、ついに「飯椀」は見つけられなかった。いつか出会える日を楽しみに、陶器市の賑わいを後にする。帰り道、結城の和菓子処で絶品の「大福」を買い求めたのだが、これが“本日の「収穫」”となった。美味で大満足!