さすが首都東京、匂いが違うね!

2010の折り返し、前半最後の1日は終日八重洲で過ごすことに。昨日までの蒸し暑さから解放されて、雑踏を吹き抜けるビル風もいくぶん涼やかな感じだ。朝とはいえ、この時期本来の気温に戻っただけのことはある。

鍛冶橋通りに面したビルの9階、ブラインド越しに「丸の内IC」を行き交う車が見える、なかなかの“作業場”だ。すっかり雨も上がったようで、薄い日差しを受けた車のウインドウが白く輝いている。ビルの間に見えるのは新幹線、その足元をイタ車らしいノイズが絡んでいき・・・ワクワクさせる“雑多な”雰囲気は、工場の1階にある“資料室”とはえらい違いだ。

混雑する“昼時”を外して、1時もかなり過ぎた頃になってから昼食に出る。“ホスト役”のクライアントに案内されるまま、「パシフィックセンチュリープレイス丸の内」の地下にある韓国料理店に向う。本格的な店構え、壁には意味不明のハングルが“描かれて”いる。この時間でもほとんどの席が埋まっていて、味には期待が持てそうだ。おススメの“石焼ビビンバ”を注文すると、ほどなく焦げた匂いを漂わせる黒い器がやってきた。銀のスプーンで卵をほぐしながら、ご飯と具財をほどよく混ぜ合わせる。時折、器の縁に押し付けると、“ジュッ”と音を立てて香ばしい匂いが立ち込める。熱々をスプーンに取って、一口。口の中で転がし冷ましながら、ゆっくりと飲み込む。半端な“火加減”の社食とは雲泥の差、味も食感もしっかりとしていて・・・申し分なし!だ。

ビビンバを楽しんでビルの地下から出てくると、眩しい夏空が広がっていた。細長いビルの谷間が青と白に塗り分けられている。夏の青に映える真っ白な雲だ。明日からの2010後半も、初日は“真夏日”で始まるらしい。7月らしくて、いいやね!まずまずで締めくくれた2010の“HEAT1”、夏好きのワタシとしては、“HEAT2”も、この調子でホールショットを決めて突っ走りたいところ。・・・できれば「L1」のボードが出される大晦日まで、全開!!でいきたいね。