数分間だけ遅れた朝

肝心の「問診票」をバッグに入れ忘れて・・・家を出てから5分で逆戻り。まあ、このぐらいで気がついて、良かったといえば良かった。結局8分遅れの7時45分、同じ北千住行きの区間急行に間に合って、いつもの“弱冷房”車両に乗り込む。時間も遅く、むしろ空いているかと思った区間急行は、手すりに掴まる人の数が、ざっといつもの倍以上・・・意外にも混雑している。そんな車内が、春日部駅で一度“整理”される。目の前の列の一番左端にできた空席に腰を下ろし、座面と尻の位置を合わせてから、目を閉じる。せんげん台を過ぎた辺りで記憶が途切れだして・・・次に目が開いたのは、北千住駅でみんなが降り始めているときだった。

急げば間に合ったものを、朝食抜きでは階段を上る足取りも重く、いつもの常磐線をホームで見送ることに。次に来た中距離電車で日暮里まで・・・こちらは思ったとおりの混雑ぶりだ。ただ、体が妙な形をしたまま押し込まれていくような、非情な混み方では無くなっている。日暮里駅で改札を出ることなく、そのまま山手線に乗り換え・・・利用する機会が少ない“内回り”は、思いの外、空いていて驚いた。乗り合わせた2号車には、空席がちらほら。冷房の効いた車両で、遠慮無く座らせてもらって・・・「大久保健診センター」のある新大久保までは9駅だ。およそ18分で到着するらしい。人間ドックの今日、目下の心配事と言えば、大病よりも体重。うまく“収まって”いることを信じるばかり・・・。