イバMOTO#2

いつものように一発勝負もいいけど・・・スターティングバーを2回、じっと睨みつけられるのも悪くなかった。saitoさんが引き当ててくれたoneの2012スプリングモデルは、WESTWOODの白いビニール袋のまま、助手席に放ってある。これがまた、帰り道を楽しくさせてくれていた。薄雲に覆われた空の下、小貝川にかかる橋の上から右を見ると・・・朝には姿のなかった筑波山が、蒼い山容を東の空に映していた。ここから見る筑波は、近くの江戸川から望む端正な“山型”ではなくて、ギュッと詰まった山の頂点から、怪獣の尻尾のように稜線が低くジグザグに延びていて・・・何だか違う山を見ている気分だ。2回分の心地よい疲れと一緒に橋を渡りきったところで、bongoのハンドルを左に、ゆるやかに切っていく。