2020

「それじゃあ、東京オリンピックの年ですね」

“年かさ”のいった人に生まれ年を伝えると、きまってこう返された・・・。今から49年前の1964年、下町に暮らしていたはずのワタシは、その風を受けて大きくなった。もう江東区大島の借家がどこにあったのか、それすら分からなくなっているけど・・・そのときの風は、「オリンピック」のひと言で、いつも胸のうちにそよぎ始める。2020年、東京。今から7年後に、その同じ東京でオリンピックが開催される。素敵な話だ。2020なんて、何か“語呂”もイイんじゃない?

56年ぶりのスポーツの祭典は、やっぱりワクワクする。今度ははっきりと、記憶の中に、その風をとじ込められる。