変わるもの、変わらないもの

雲がとれ、夏らしい陽の射す日曜日。夏至を過ぎたから、その軌跡は少しずつ高度を下げていって、低く緩やかになっているはずなのに、それを気にする人はまだ少ない。低い軌跡のおかげもあって、午後になると大きく広がる陰の中、涼風に吹かれながら、火照った顔を持ち上げては思い思いに口を開く。ふたつ繋げたテントの下、トランポの脇、少し離れたコースサイド・・・いつもの顔ぶれにはまだまだ足りないけど、ryoが楽しみにしていた人たちは、それなりに揃っているらしい。仲間に囲まれた4ヶ月ぶりのホームコース。85SXに跨がり、攻め立てるその後ろ姿を見て、ちょっぴりうれしくなった。

<つづく>