彼岸

「muraさんのは・・・08でしたっけね」

ワタシの積んできたCRF150R-Ⅱは、黒い外装と41のゼッケンをまとい、右のサイドカバーに第1コーナーのバンクに倒れた痕が茶色く残っている。軽トラの端に載せられる姿に、誰も奴の顔を映すことはないと思っていたけど、kunoさんだけは違ってた。

<つづく>