12月27日

強い北風に、冴えた青空。利根川を渡り、馴染みのある県道をひたすら北に結城へ走る。遠く、筑波山の尻尾も低く北へと延びて、山裾の緑や枯色が瞳に映り込む。締めきった軽自動車の車内には、やわらかな陽射しが眩しくあふれて、頬を赤く染める。冬らしい、透きとおったヒカリの時間がアスファルトの上をすべり、4ヶ月ぶり、親子水入らずの空間が、結城から真岡、そして益子へと移動していく。今年最後の日曜日は、おだやかな冬晴れになった。