3年目

またひとつ、年を取る。

ひさしぶりに波風の立つ一年を乗り切って、ようやく落ち着きを取り戻したはずの日常が、にわかに激しく突き動かされる。どうやら続く一年も、ゆったり構えているわけにはいかないらしい。それならいっそ、そんな流れを糧にしてきた若い自分を思い出し、カラダもココロも一気に研ぎ直して、キレた走りで駆け抜けてやろうじゃないか。

気づけばここ最近、コースでもよくフッ飛ぶようになった。攻めて転けるは上等、ココロが上向きになっている証だ。我が人生おまけの3年目が、今日から始まった。