半分、と。

濃密な弥生も半分が過ぎて、ようやく折り返した。桜吹雪を思い出させる、極端に暖かな日がやってくるようになり、朝と夜、平日と休日、すべての境がどんどん薄くなっていく。自分がいったい何をしているのか、アタマの中もますますぼやけていって、一瞬、白くなったりする。あと二週間、足早に去ってくれるのを、ただ祈るのみ。