梅雨の薄暮の頃に

六時半を過ぎても、太陽が隠れたままの曇天は、薄く明るく光り続けている。ヒカリもない代わりに影もない。濃淡のわからない空が、日長の境をあいまいにして、一日がどこまでも終わらない感覚になる。抱え込んだまま、一つもめどのつかない仕事の束が、アタマから離れない・・・。