天晴れ、テレ東音楽祭!

曇り空から落ちていた雨も上がり、暮れなずむ通りを西へ、軽トラを走らせる。最後の川をまたぐ橋にかかり、ようやく乾いたアスファルトがタイヤの下、きしんで鈍い音を立てる。せっかく少し早く帰れた水曜日、少し早く休むはずが、気づけばずっとテレビの歌番組に向き合っている・・・。

故人も罪人も、テロップやモザイクで誤魔化すなんて、一切しない。ありのままの映像に過去が浮かび上がり、時空を自在に行き来する。テレビ東京らしい、その潔さに、乾杯だ。そして、次の歌会がひどく待ち遠しくなった。