ひさびさで、まずまずの 4

気づけば雲は白くちぎれて、空に青が広がって、真上に太陽が浮かんでいた。容赦ない陽射しを招いてきた風は、知らぬ間に凪いでいて、じっと動かないでいても汗が流れて落ちる。あわてて日除けのテントを組み立てて、ishibashiさんと遅れてきたkennyさんと大のオトコが3人、小さな影に寄り添いパイプチェアーに腰掛ける。クラス分けのおかげで30分しっかり休んでから走れる日曜日、それでも時間いっぱいの20分間を走りきるのは、無茶が過ぎる。走行開始を過ぎてからコースに入る者、チェッカーの前にコースから出てくる者、そして、スターティンググリッドの前で一息入れる者。思い思いに真夏をいなしていく中で、ワタシといえば、もっぱら後から入ってチェッカーまでを繰り返す。

<つづく>