二つの背中に 8(完)

<7/29の続き>

2速に落としてシートに座ったままで鋭角を跳び出すには、まだ勇気が足りなかった・・・。

飛距離の差をそのままフィニッシュのテーブルトップまで持っていって、CRF150RⅡの後ろでチェッカーを受ける。折り返してすぐ、隣にあったその背中に声をかけると、ゴーグルレンズ越しの瞳がやわらかく微笑んでいた。そして、そんな二人をざりままとsaitoさんが親指を立てて迎えてくれていた。

2016.7.18 MX408 KTM vs CRF

Special thanks to yellowheart76.