Viva Kasumigaura ! 6

ちょっぴり長く宙を舞い、斜めに下った路面へ落ちる。

周回を重ね、着地では衝撃を感じず、頂点ではリアブレーキを踏めるようになってようやく、揚々とパドックへ引き返していく。そのRMのレーシングと入れ替わるようにryoが、KawasakiのグラフィックをまとうCRF150R-Ⅱに跨がり、クランクを回した。自分のiPhoneをワタシに手渡して。

kojimaさんのRM-Z250を従え、ロングテーブルの斜面へかかるCRF。ryoが構えていた場所からは、リップが見えない。4ストローク150ccの昂ぶりに耳を澄ませ、iPhoneのレンズをテーブルトップの真上に合わせる。画面いっぱいに広がる青にすぐ、右から小さくマシンが飛び込んできた。

<つづく>