Last years in high school

鈍色の昼と、真っ白な夜。

高校生最後の冬に思い出されるのは、窓に映る外の気配。傍らに置いた石油ストーブがガラスに露を張って、その色はいつも滲んで見えていた。濁りのないジーンのハイトーンに瞳を閉じて、今静かにあの頃を思う。高三の彼はそれからを、35年の歳月を存分に謳歌してきたのだろうかと。

THIS DAY IN KISSTORY 1982