もちろん次は・・・ 4
けして跳び上がってはいけないテーブルトップが並ぶ直線で、見事にRMを平らな地面に叩きつけながら、林の中へとラインをジグザグに縫っていく。
最後の20分も、あと少し。コースに残っているのはワタシとRMだけ。立木の並んだストレートに、ギャラリーの姿もない。いくつかのラインを試していると、フィニッシュテーブルに、なじみのない顔がチェッカーフラッグを片手に近づいてくる。
どこをどう走っていたのか、何となく思い出してきたところで目の前に、白と黒の格子柄が翻った。
<つづく>