羽目

雲が取れて青く光り始めた空に、鬱いでいた気分も晴れていく。心残りが無くなったわけじゃない。ただ、くよくよ考えていても、どうになるものでもない。ここはすっぱり諦め忘れて、ちょっぴり羽目を外してみようじゃないか。どうせまた、まな板に載る羽目になるんだろうから。