風の音で目が覚めるなんて・・・

大荒れとは聞いていたけど、眠りから引き戻されるのは生まれて初めてかもしれない。雨戸にぶつかる風音と建物がひしゃげるような“圧力感”に、ビビって起きてしまった・・・ちょっと情けない。とりあえず外にいるXR230が心配だったとしておこう。

当の230はシートが飛ばされていることもなく、もちろん勝手に動いていることもなく、健気に暴風と闘っていた。風にあおられないようシートを外して、再びベッドにもぐりこむ。“自爆”の心配が解消されたせいか、吹きすさぶ風も気にならなくなり、夢の中へと戻っていく。ガラスの心臓は「曇りガラス」でできているようである。

朝方に広がっていた「台風一過の青空」もほんの一時だけ。すうっと薄雲に覆われ始めると、再び狂おしいまでの春の嵐。10年ほど前の今時分、九州ツーリングに出た時のことを思い出した。折しも春の嵐が九州を通過しようとしている最中、阿蘇の外輪山をルートに組み込んでしまったワタシ。果たして山裾から吹き上げる暴風に、マシンをまっすぐ走らせることができない・・・走るどころか停まることもままならない状態だ。何度も反対車線にはみ出しては、対向車の方々に“避けて”もらう有様。ツーリングで「生命の危険」を味わったのは、(転倒とかは別として)後にも先にも、これが初めてだったような気がする。直線道路をフルバンク?!で走るバイクなんて・・・対向車のドライバーには滑稽だったんじゃないかな?本人はマジでしたが。

そんな強風の中、本日MX408ではMCFAJが開催されているはず。「この風でも飛んでるのかなー」「いやあー無理だよね、きっと」・・・とはいえ、兵ぞろいのMCライダーのこと、何をしでかすかわかりゃしない・・・ですよね?カワサキ#31さん。そうそう戦績はいかがでしたか?今度会った時にでも楽しい武勇伝、聞かせてください!

ちなみにワタシはと言えば、明日MX408で“iguchi師匠”に稽古をつけてもらう予定・・・なので、風が凪いでいることをただただ祈るだけ。