PriusやInsightはこれ以上走ると聞いたけど?

ガソリンが残り少ない。燃料計の片隅、オレンジ色の警告灯が点いたままだ。ゆっくりと静かにBongoを走らせる。ガソリンスタンドへのスロープにハンドルを合わせ、最後まで丁寧にアクセルを踏み込み給油機の前に停める。このところガソリン価格は上昇傾向、給料日まで“少し遠い”この時期に「満タン!」とは言えなかった・・・今月もまた金欠気味だ。起き上るまではXR230で出勤するはずだったものが・・・“季節外れ”の雪、そして一ケタの気温が身体の芯に残っているのか、なかなかXR230を暖機する気になれず、結局Bongに。スタンドの壁にでかでかと貼り出された値段を見ながらの給油、自分の“意気地なさ”をちょっと後悔する羽目になった。

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XR230を選ばなかった理由が、実はもう一つある。電車での移動予定だ。この季節、バイクに乗る格好と電車に乗る服とでは“温度差”があり過ぎる。朝の忙しい時間の中で、その差を埋める準備が面倒だった。ただ、こちらの方は、後悔はなかった。日が高くなるとともに気温も上昇、春物のコートがちょうどいい。品川駅まで来て、京浜急行に乗り換える。羽田空港があるせいか、それともアジアからの乗降客が多いのか、行先表示板に中国語とハングル文字が映し出されていた。漢字という“共通点”がある中国語は何となくわかりそうなものだけど、ハングルに至ってはまったく“取り付く島がない”といった感じ。とは言え、母国語で行き先を確認できるのは、何ともありがたい話だ。それに引き換え、数年前に乗った中華航空と言えば・・・救命胴衣の場所と酸素マスクが下りてくる条件、そしてシートベルのことを、割と早口であっさりとした「英語」で伝えていた。その後に中国語のアナウンスが始まったのだが、これが、質・量とも明らかに「英語アナウンス」と違う。時間をかけてとても多くのことを伝えているようで・・・もどかしいやら不安を感じるやら・・・「何かあったら隣の人と全く同じ行動を取るしか」と、覚悟するには十分なアナウンスであった。さしずめ今なら「日本語」で、いろいろと教えていてくれたりするのだろうか。期待はできそうにないけれど。

1LでBongoの3倍は走り切るXR230は、まさに「お財布救命マシン」。明日まで天気が持ちそうなことを言っていることだし・・・いっちょ頑張ってみる? 「満タン!」にしても1000円で十分だし、今のところ道路標識に中国語やハングルは見かけないしね。