恋ってなんだ?昭和の片隅に置き忘れてきたやつか?!

今から30年以上も前のことだ、覚えていることはそう多くない。「戻りたいか?」と聞かれれば「いや、今の方がいい」と答えるはずだ。そんなに良い思い出ばかりじゃないということだろう。仕舞い込んだ大切な“想い”のひとつやふたつ、ないわけじゃない。ただ、止まっている時間は、そのままそっとしておきたいだけだ。

などと格好つけてみるものの・・・『同窓会~ラブ・アゲイン症候群』・・・今日もすっかり見入ってしまった。黒木瞳斉藤由貴のような同級生がいるわけもなく、ましてや自分が高橋克典三上博史であるわけもなく・・・。「現実はそう甘くないって」と思いながらも惹きこまれてしまうのは、“45歳”という設定の賜物か、妙に納得できる展開のおかげか。いずれにしても、ワタシにとって、ちょっぴり刺激があって楽しめるドラマに仕上がっているのは間違いない。

中学の時に出会ったKISS。今でもそのKISSを愛する、大人になり切れていないワタシ。黒木瞳高橋克典には大人の“恋心”をこのままきれいに映し出していってほしい・・・そして、遠くに置き去りにしてきた“恋”を思い出させてほしい。