2年後にはゴジラに軍配か?!

<「さすがのゴジラも太刀打ちできまい:4/30」の続き>

ゆるやかな起伏の大地には雑木林が点々としている。緑が芽吹き始めた木々、その間を泳ぐEXC-RとXR230。視界が開けるたび大仏の姿はだんだんと大きくなり、「牛久浄苑」の入口を右折するとすぐ、その全身が目の前に現れた。黒に青味が差したブロンズは、照らす光をはね返すでもなく、青い空を背に佇んでいる。“足元”の駐車場から、さらに近くへと歩いていくと、「蓮の台座が20m、そこに立つ大仏像は100mに届く」と図解されていた。ただ、見渡す大空には他に比べる物もなく、数字だけじゃピンとこない。「手のひらは奈良の大仏が鎮座できる大きさ」らしく、よっぽどこっちの方が大きさを想像できてわかりやすい。“自由の女神”なんて小さい小さい!まさに世界一だ。遠巻きに眺めたり写真を撮ったり・・・その大きさに圧倒されるのが何だかとっても楽しい。周りを囲む金網のフェンスには桜の木が並び、もう一月ほど早ければ“極楽浄土”を見られたのかも・・・ちょっと残念!

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ゴジラでも歯が立たないだろうなー」と思っていたら・・・この二人、案外いい勝負をするみたいだ。テレビ番組で教えてもらったからだけど(ツーリングの時は知らなかった)、実はゴジラ、“時代”に合わせて成長しているらしい。最新のゴジラは初代の二倍にまで身の丈が伸びていて・・・体長、何と100m!牛久大仏とまったく同じだ。大きさが同じなら放射能を吐くゴジラが優勢に思えるけど、神仏のチカラは侮れない・・・。そんな妄想を加速させてくれた“ゴジラ秘話”によれば、壊す建物に迫力負けしないようにゴジラを成長させているのだとか。初代は国会議事堂の65mに対して体長50m、二代目は有楽町マリオンの85mに対して体長80m、“最新”のゴジラは都庁の243mに対して・・・とうとう体長100mの大台にまで成長したわけだ。折しも次回作は東京スカイツリーの完成する2012年。秘話を披露していた制作関係者は「どうでしょうか?挑戦してみたいですけどね」とはぐらかしていたが、牛久大仏を凌駕する新鋭ゴジラが誕生するのは間違いなさそうだ。できれば東武沿線は破壊しないで欲しい・・・って、無理な注文だね、きっと。