このまま夏になってくれても良いくらい

雲に滲むような太陽を思っていたら・・・文句のつけようのない青い空。朝から照りつける陽射しは、しっかりと“夏”を宿していた。

梅雨入ってしまうと、なかなか“フリー走行”ができない。なので、まずはシロとネロを連れて、いつもの河川敷に向かってみた。今日はどうかな?グライダーが飛んでいないといいけど・・・。午前中、まだ早い時間なのに、ただ歩いているだけでTシャツと肌が張り付いてくる。河川敷に着く頃には、額にも汗が流れ始め、土手を上る足の運びも重くなる。

グライダーに占領されることもなく、土手の上に人影もなく、二匹には“うれしい”河川敷だ。早速リードを外してやると、真っ先に飛び出していくのは・・・やはりネロ。“走る”と言うよりも“跳ねている”と言った方がいいかもしれない。土手の急坂を勢いよく吹っ飛んでいく・・・頭からひっくり返らないのが不思議なくらいだ。この“身体能力”は・・・素直にうらやましい。

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いつもより長めに遊ばせてやったせいか、それとも照りつける陽射しにさすがにバテたか、走る気がまったく感じられなくなってきた。「そろそろ上がるか」・・・リードを着けて、たら~っと歩きはじめる。すでにリードを引っ張る元気もなく、引きずられるようにしてとぼとぼ歩くシロとネロ。が、そのまま土手を上がろうとした瞬間だ。いきなり「元気ハツラツゥ」で、全開走行再開!「さっきのは何だったんだ」の元気な走りに、ふとキッズ達の無尽蔵な“力”がダブってしまった。20分走り切ったすぐ後に全力で鬼ごっこできる“体力”・・・土手に足を喰いこませるようにして登るネロに、MX408を走り回る子供の姿が重なる。「いいなぁ、若いって」。

「これも梅雨入り前に」・・・と、散歩帰りの若い衆を風呂に入れて“洗濯”、そのまま天日で自然乾燥だ。RMの整備やら草むしりやら、ばたばたと動いているうちに、いつの間にか陽が西の空に落ち始めて、風が吹いてきた。まるで暑かったことなどなかったかのように、涼しく心地良い風だ。天気の変わり目かと思ったけど、明日は何とか持つようで、夜までは雨が降らないという。予定どおり練習には出られそうだ。梅雨入り前だ、思いっきり、そして思う存分走りたい・・・とすれば、頑張ってモトパーク森かな?!・・・それとも谷田部でもう一度走りを見直すべきかな?久しぶりにご一緒するYZ85LW特別仕様車と相談だ。