行きつけの店があるというのは幸せだ

週末の蒸し暑さが残る月曜日、朝からひとつ決めていたことがある。今日こそ髪を切ろう!と。大して髪が残っているわけじゃないけど、やはり伸びてくれば、それなりにうっとうしい。仕事帰りに寄っても大丈夫?と電話をしたら・・・「お待ちしています」だって。閉店時間を過ぎての到着なのに・・・いい店の常連になったものだ。

終業と同時に出てきたはずが、遅い車の“波状攻撃”を喰らいペースは上がらず・・・。急いでいる時に限って、決まってこうだ。黄線を越えることも、もちろん“ライン”を交差させることもできず、後ろに着いて“悶々”と走るだけ。ようやく到着した時間は・・・約束した時間から30分以上も過ぎていた。それでも笑顔で迎えてくれて・・・ホント“ごめんなさい”という気持ちでいっぱいだ。

「夏仕様でさっぱりと!」が今日の注文。注文を確認すると、いつもの“バツイチ”スタイリストさんが席まで案内してくれる。いつもと変わらない、優しげな横顔だ。お互いの近況で盛り上がるのも、“女性問題”で大笑いするのも、いつもと同じ。他に客もいなくなって、他のスタッフも仲間入り・・・さらに話が加速していく。そして、女性スタッフにはギリギリの話題になっていたところを・・・一冊の雑誌が“まともな”方向に引き戻してくれた。

「これ、ryoくんが見せてあげてって」と差し出されたのは『モノ・マガジン』・・・オフロードの特集ページだ。「あっ、MX408じゃん!」・・・見開きのページには親子でオフを楽しむの“図”。よく見なくても、上り勾配と乾燥した土の色で、すぐにわかった。笑顔のsaitoさんまで写っている。「いつも走ってるところ」と、週末の様子を交えて力説するワタシ。うなづきながら聞いてくれるスタイリストとスタッフのみなさん。一通り説明が終わったところで、ちょうどカットも終了。“気分”もさっぱりとしてもらって店を後にする・・・心身ともにリフレッシュできた一時間、いつになく良い月曜日だった。onukiさん、どうもありがとー!