ささの葉さ~らさら♪

今日は七夕。織姫と彦星にとっては、年に一度の逢瀬の日だ。雨が降ると天の川を渡れず、逢うことが叶わないというけど・・・号泣のような豪雨かと思えば、一粒はらりと落ちてくる雨。今宵の空模様は、どっちつかずだ。七夕に降る雨は「催涙雨」、織姫と彦星の涙だとか。別れを惜しむ涙か、それとも逢えない悲しみの涙か。せめて旧暦なら、悲哀の涙になることはないだろうに・・・。

「盆に戻ってくる先祖の霊が着る服を、機で織って棚に置いておく」。そこから“棚機(たなばた)”になったと伝えられている。意味はそうかもしれないが・・・いかにも野暮ったい。これに“七夕”の字を当てたのは誰?何とも粋な計らいだね。これなら“サマーバレンタイン”と言われても違和感はない。

外出からの帰り道、さえない曇り空の下で、笹飾りが軒端を賑わしていた。赤や黄色、金や銀の短冊がひらひらと風に舞い、願い事が天へと昇っていく。ふと『たなばたさま』を口ずさんでみると・・・ん?歌詞の一部が、かなり怪しい雰囲気・・・あれ?なんだっけ?出てこないゾー!

 ささの葉さらさら

 ○○○にゆれる

 お星さまきらきら

 きんぎん○○○

 ○○○のたんざく

 わたしがかいた

 お星さまきらきら

 ○○○○○○○

○○は、かなりいい加減に覚えていたところ・・・ちなみに正確な歌詞で唄えたのは、職場で一人しかいなかった。もちろんワタシではない。何せ・・・きんぎんつなご(う)!だったから。