アラバスタを彷彿とさせる“乾燥度”・・・恐るべきMX408

さすがにダメかと思っていたら・・・雨は夜中に上がったまま、朝から抜けるような青空が広がっていた。天気予報どおりに快晴の朝6時、ここまで晴れ上がっちゃあ、行くしかないか。状態が良くなかったら帰ればいいし・・・そんな贅沢ができるのも“魔法の券”のいいところだ。

ryoはバイトの“入り”が早いので留守番、代わりにネロちゃんを積み込む。ほとんど準備してなかったんで・・・エアクリを付けたりスポークを締めたりで、30分以上遅れての出発だ。全開にした窓から垂らした右手に、冷えた風が絡んでは後ろに流れていく。

コンビニで買い出ししていたせいか、MX408に着いたのは9時を回った頃。登りの頂点は、白く乾いた色をしている。えっ、マディじゃないの？すでに走行中のマシンが数台・・・ワァワァワァーンワゥーンと不連続な排気音が聞こえる。やはりマディのところはあるみたいだ。ぐたっとしたネロちゃんを少し歩かせながら、コース脇から路面の確認。ストレートはまだマディの様子、真っ直ぐ走らせるのが大変な感じだ。その中にCRF150RⅡが1台・・・「あっ、junkoさんだ」。良かったねーネロちゃん、一番のファンがいて！

遠くに“ざりまま”さんのYZ85LWも停まっている。20台そこそこで終日フリー走行の予感だけど、junkoさんもいるし、Aクラスもそれなりに楽しく走れそうだ。マシンを降ろして着替えるだけで・・・もう汗だく。ゆっくりと支度を整えて、10時過ぎにコースへと出ていく。

それまでが乾ききっていたのか、雨上がりの割には悪くない路面だ。折からの陽射しと適度な風で、走るたびにどんどん乾いていくのがわかる。午後には至る所で埃が舞うほどの乾きっぷり・・・走り始めのマディはすでに記憶の彼方だ。恐るべきMX408。課題のテーブル攻略へ、果敢に挑戦していた“ざりまま”さん。跳び切るまで、あと少しのところで・・・あろうことかマシントラブル。で、そのまま泣く泣くリタイヤ・・・。でも、あそこまで届いていれば大丈夫でしょう。来週復活してくるの、楽しみに待ってま～す！

ワタシといえば、今日は「しっかりギヤを変えて走る」をテーマに周回。わずかな距離でも加速するように・・・半クラを当てずに2速を多用しての旋回、そして、すぐに3速へ。いつもは3速＋半クラでごまかしていたから、なかなか難しかったりする。反復練習が効いてきたのは、チェッカーが振られる少し前になってからだ。途中、何度かjunkoさんと絡んで走ったけど・・・「フープス、早っ！」。基本がしっかりしている人は違うなーと感心しきり。しばらく引っ張ってもらいながら、“加速”の具合を確かめてみる。うん、いい感じだ！

2時30分、チェッカーを受けて無事本日の走行を終了。最後はコースが見えないくらいの土埃で・・・Bongoは埃まみれ、ネロちゃんも“叩けば埃の出る”ネロちゃんになっちゃった・・・せっかく奇麗にしてあげたのに・・・。来週もこんな感じで走れるといいなー、できれば“梅雨明け”のおまけ付きで！