キャブがインジェクションになるくらいだから・・・カラオケも進化するよね

選曲の“技術革新”は目覚ましかった。仲を取り持つはずだった「30代」の都合がつかず、ほとんど“二回り”違いの二人でカラオケ。こうなると、もはや親子だ。駅前のローターリーからちょっと入ったビルの5F、4畳半ほどの部屋が宴の会場となった。部屋に入るなり、ブ厚い本ではなく、体脂肪計のような形をしたリモコンを手にする「20代」・・・すると、いきなり演奏開始!「えっ、何?コード番号覚えてるの??」と思ったら、秘密はそのリモコンにあった。歌手名や曲名は当然のこと、好きな年号を入れてその年に流行った歌まで検索できる優れもの。こんなに進化しているとは知らなかった・・・お恥ずかしいことに、すっかり浦島さんだ。

「40代」へのサービスカットなのだろう、PRINCESSPRINCESSの“M”を選曲したまでは良かったが・・・「赤ちゃんの頃ですけど」と、悪びれもせず明るくはしゃぐmayu-chan。軽くへこまされるワタシ・・・でも、そりゃそうだよ、ryoと2歳しか違わないんだから。まったく“かぶる”こともなくて、「これはこれでいい組み合わせかもしれない」と勝手に納得、宴を楽しむことに。そのmayu-chan、絢香が大好きなようで、“三日月”や“I blieve”を本物そっくりに歌い上げる。揺れずにしっかりと伸びきる高音、声量も十分だ。「よくまあそんなに高い声が出るなぁ」と思いながら、しばし聴き入ってしまう。しっとりとした“歌唱力”に拍手喝采だ。

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「定番が数曲でも入っていればいいなー」なんて思いながら、早速リモコンで“きっす”と入力して“さがす”ボタンをポチッ。するとどうだ、DAMに用意されていたのは、“定番”はもちろん“Into the void”や“Goin' blind”といったマイナー?!ソングまで、その数なんと“31曲”。驚きだ。試しに“Goin' blind”を選んで“送信”・・・流れてきたイントロは原曲さながら、エースのギターソロも忠実に再現されていて・・・今までのペラッペラなカラオケとはえらい違い、進化しているのはリモコンだけじゃなかったようだ。ここから続く“KISSメドレー”にも笑顔のmayu-chan、いい娘だー。まさかKISSぐらいは知っていると思っていたら・・・Canonの“EOS Kiss”のCMに出ていた子供たち、と本気で思っていたらしい・・・どうだい、ポールにジーン。笑っちゃうくらい“いい娘”でしょ!

部屋のインターホンが鳴る度、小刻みに“30分延長”を繰り返して、互いに好きな曲を歌い続けてきた二人。楽しい宴もそろそろ最後が迫ってきて・・・ラストナンバーは、ワタシの定番“Rock and roll all nite, and party everyday!”だ。武道館とまではいかないけど、二人っきりにしては結構盛り上がってのお開きになった。めでたしめでたし!“Psycho circus”とか“Black diamond”とか・・・まだまだ歌い足りなかったけど、これは次回のお楽しみということで。今度は「同世代」ってのもありだな。