“手抜き”整備じゃあ・・・言い訳のしようもない~その2

<昨日の続き>

今日のRMは良く走る。エンジンの吹け上がりも軽くて元気いっぱい、暑さにうなだれていると振り落とされそうだ。おかげでリヤタイヤもすっかり“暴れん坊将軍”、でも乗れているのかな?まったく転ぶ気がしない。“見られている”って・・・やっぱり気持ちがいい! 調子に乗って“全力疾走”のままチェッカー、まだ一本目だというのに・・・このペースで午後まで持つのか?!

走っている間はそれほど気にならなかったけど、パドックに戻ると一気に汗が噴き出してきた。タオルで拭っても止まるわけもなく、急いでMX408の“オアシス”簡易シャワーへ・・・洗車場の脇、細い灰色の塩ビ管からは、きれいな井戸水が流れ落ちている。「うひゃー、冷てぇー」。“茹で上がった”身体に井戸水が冷たく弾けて・・・これまた気持ちがいい!パドックで交わされるのも「暑いねー」の一言だけ。他の言葉が出てこないほどに今日も猛暑だ。

最後の練習走行を前にして、harada師匠の“ワンポイントアドバイス”。「こんな感じにフォークの延長線上に体重を乗せるようにブレーキ掛けてみて」と我がRMに跨り、“実演指導”・・・いつもありがとうございます!教えを頭に叩き込んでコースイン。気分はケビン・シュワンツ、フロントをロックさせる勢いでブレーキング・・・言われたとおりに決まると、確かにフロントが逃げない!“抜き”のジャンプ同様ちょっと怖いけど、直伝のライテク、体得できるよう頑張ります!

午前中の練習で“お腹いっぱい”な上に、ガッツリ「豚肉生姜焼き弁当」のお昼、おまけに猛暑・・・眠くならないのが不思議なくらいだ。小さなテントが作る小さな日陰に大人5人がひしめき合ってのお昼休み。それぞれの走りやら、他のコースの話やらで、暑くてバテバテの割には話も盛り上がり・・・うとうとする時間もなく、午後のレースが迫ってきた。

初っ端はフルサイズ×2。サンデークラスとオープンクラスだ。1ヒートとは言っても、そこはレース、特にサンデークラスはフルグリッドで、見る方も楽しいレース展開に。パドック仲間の2台は序盤でトップ集団から離脱、唯一気を吐いていた“おなじみ”#248のYZ-Fも転倒して追い下がってしまう。表彰台が見えていただけに残念だ・・・(本人も相当しょげていたけど)。続いてのオープンクラスは、変な外国人vs元IAの構図。しかし、こちらもRM-Z450の変な外国人が転倒を喫し万事休す。それでもレース後半、豪快にウィップを決めて観客を魅了する走りは・・・さすがだ!

そしていよいよ我々の出番。ほのぼのとした雰囲気に包まれているスターティンググリッド、緊張気味なのは・・・スタートが苦手なryoぐらいだ。フルサイズオープンクラスが全員チェッカーを受け、エンジン始動。iguchi師匠が15秒前のボードを5秒前に切り替えてコースから離れる・・・バーが倒れて、スタート!「いったかぁ」と思ったら左右からマシンが迫ってくる。左の赤いのはjunkoさんのCRF、右の緑はryoのKXだ。ホールショットはjunkoさん、それにKX、RMと続いてレースが始まった。

<この後レースはあっけない幕切れを・・・続きはまた明日!>