“手抜き”整備じゃあ・・・言い訳のしようもない~その3

<昨日の続き>

練習仲間で気心の知れた三人だけど・・・レースとなるとひと味違う。1周目、まずはryoがホームストレート手前のテーブルトップでjunkoさんに仕掛ける。ジャンプが得意なryoらしく、きれいにパスしていく。「まずいな・・・」。背中に“乗れてる”感が滲んでいるryo、このままだと逃げられそうだ。1コーナーのインにRMをねじ込んで、ちょっと強引にかわすとryoを追撃・・・junkoさん、ごめんなさい!

一瞬停まるような速度まで落として、向きを変えると一気に加速してフープスへ突っ込んでいくryo。このところ集中して練習しているせいか・・・癪だけど・・・速っ!ここで離された分をストレートエンドの突っ込み、そして得意の登りで詰めて・・・を繰り返す。しかし、かなり接近してもなかなか崩れない。いつもなら焦ってミスが出るはずなのに・・・。逆にこっちの“走り”が危なくなってきた・・・やば。

レースも中盤、テールツーノーズからジリジリと引き離されていく。「何とかしないと」でホームストレートから最終コーナー。harada師匠直伝のブレーキングがうまく決まったはずが・・・フロントがグニャグニャと嫌な動きをする。そのままテーブルトップの連続からミニフープス、ここでもフロントが振られる感じ・・・そして、得意の登りを全開で駆け上がり、右にマシンを傾けた瞬間だ、一瞬してフロントのグリップが無くなり、身体が地面に叩きつけられた・・・何が起こったのか分からないぐらい、あっという間の転倒だった。

みんなが見ている目の前で「やっちまった」・・・登り勾配でマシンを引き起こすのに手間取っている脇をjunkoさんのCRFがかすめていく・・・あ~あ。やっとエンジンに火が入って「よし、追撃だ!」と思ったら・・・フロントタイヤが・・・ええっ、パンク?!。これで完全に戦意は喪失、午後から観戦に来ていた“大御所”okano師匠が、丘の上から声を掛けてくれるが・・・パンクじゃどうにもならない。前半の貯金で辛うじて3位でフィニッシュしたものの、後悔しきりの結末となってしまった。そりゃ後悔もするさ、新品のチューブを手に入れていたのに換えるのを面倒くさがって・・・パッチ修理したチューブをそのまま使っていたんだから!

潮騒を訊きながらまどろんでいる場合ではなかったのだ。せっかく手に入れたのだから、やはり土曜日のうちにチューブは換えておくべきだった。「修理したチューブは非常時用」と教えられていたのに・・・明らかに手抜き整備の結果。転倒するまでは自分でも納得のいく走りだっただけに・・・あー悔しっ!あっさりウェア抽選にも漏れて、久しぶりの「湯ったり館」では#248と愚痴のこぼしあい・・・何ともトホホ構図だ。なかなかテッペンに立たせてもらえないけど、次こそ登れるように・・・頑張るぜ!あっ、もちろん整備もね。