7月最後の走行は・・・“夏の想い出”になっちゃったかな?~その4

<昨日の続き>

傍らで一部始終を眺めていたryo。Tの一言に傷心、怪我よりも痛かったようだ。「ニコニコ(二個二個)デイッテタカラ・・・ウシロカライッテモ、ダイジョウブダトオモッタヨ」。まさか目の前で“とっちらかる”とは思わなかったんだろう、その“信頼”を裏切ってしまったのが悔しくて、情けなくて・・・といったところかな?救いは・・・攻めていての結果だということ。次につなげていけばいいんじゃん、ryo!

フロント周りが歪んで、クラッチレバーは天を仰ぐほどにひん曲がって・・・KXにも転倒の衝撃を物語る傷跡があちこちに残されている。ryoも軽傷とはいえ、それは“450アタック”を喰らった割にはというだけで・・・外れた肩だけでなく、肋骨や腰骨、首など、路面に打ちつけられた左半身はかなり傷みが激しいようだ。ここでryo feat. KXはリタイヤとなる・・・午前中も、まだ早い時間だというのに・・・。

「蒸し暑い」では片づかない重苦しさ、そんな雰囲気を吹き飛ばすつもりで、RMとコースに出ていく。ryoが“命拾い”したおかげか、それとも蒸し暑さになれてきたからか、やっと調子が出てきた。緩かったギャップの底も少しは締まってきて・・・ryoには悪いが、振られることなく、フープスも“本気”で駆け抜ける。テーブルトップの着地から緩やかに膨らみながらストレートを加速、エンドでフロントのブレーキレバーを強めに握り込む。フィニッシュのテーブルを越えて、1コーナーをインベタで立ち上がり、フープスから右にバンクさせながら登り坂を加速!と右手を捻った瞬間、車体が大きく身震いする。リヤが思いっきり流れたと思ったら・・・何とパンクしてやがる!二週連続のパンク・・・またかよ!!何とか転倒は免れ、スローダウン&ショートカットしてパドックへと戻っていく。これからって時に・・・ついてない・・・。

<明日は完結できるかな?・・・続く>