7月最後の走行は・・・“夏の想い出”になっちゃったかな?~その5

<8/3:その4からの続き>

「ryoも走れないし、今日は上がるか」・・・“魔法の券”だからというわけではない、ちょっぴり弱気な思いが一瞬、頭をよぎる。ryoがブッ飛んだフープスを超えたところでコースアウト・・・ようやく“感じ”が戻りかけていたのに・・・。

パドックに戻っては「パァーンパンパン」と“はた迷惑”な空吹かし・・・どうにも“収まり”がつかない。レース前の今日は“昼休みなし”の2時30分まで、時刻は11時30分を少し過ぎた辺りと、微妙な間隔の時間が並んだ。ただ、このまま終わらせたら・・・二人とも悪い印象を刻んだまま帰ることになる。幸い予備のチューブもあるし、12時から20分ほど“散水”が割り込むらしい・・・。「よしっ!」、RMにスタンドをかませてチューブ交換の準備・・・“流れ”は自分で引き戻さないと!

強烈な陽射しに晒されながら、リヤタイヤを取り外す。ジャージを脱いだ上半身、首から肩にかけての背中が灼けて・・・痛い。拭うのも馬鹿らしくなるほど、とめどなく流れる汗、時折目に入っては・・・これも痛い。外れたリヤタイヤと一緒に、今度はBongoの荷室へ・・・こちらはさしずめ“温室”、陽射しこそ当たらないものの、とんでもない暑さに気分が悪くなってくる・・・。

“記憶”もはっきりしない中でチューブの交換が完了、すでにコースの散水は終わっていた。が、誰も走っていない・・・。無理もない、今が一番暑い時間だ。大急ぎでカップ焼きそばを平らげて、“感触”を確かめにコースへ。まるで、ずっと走っていて疲れ切ったように、今ひとつ動きの悪い身体・・・日中の“力作業”は、結構堪えるもんだ。心配していたチューブの“噛み”もなく、もう大丈夫!あとは思いっきり走るだけだ。

午後も最後のクールで、ようやくiguichi師匠とお手合わせ。“病み上がり”とは思えない走りが・・・アツイ。けど、こちらにも“ココ”を走り込んでいる意地がある、引き離されていたんじゃ格好がつかない。右手を握り直して、RMのスロットルを絞り込み、師匠の駆る150をアウトからかわして行く。暑さとも闘いながらの“バトル練習”は、師匠が先にへたばった・・・。師匠のペースが完全に落ちたところで、二人揃ってコースアウト。今日はワタシの粘り勝ち!これで悪い流れを断ち切れたかな?

<いよいよ明日は・・・完結編?!>