群馬支部からの連絡では・・・現地はベストコンディションらしい

夕べからの涼風が、曇り空の下をそよいでいる。Tシャツを着たまま目が覚めたのは、ずいぶん久しぶりだ。大雨が降ることもなく、ただ涼しいだけの朝。黄金色に染まり始めた稲穂が、風に触れて、擦れ合うように音を立てていた。

降っていなければ当然XR230、昨日と違うのは、朝からジャケットを着込んで走っていること。雲が薄れて陽が射してきても、走っている分には気にならない。空高く広がるうろこ雲が、季節の変わり目を思わせるけど・・・すぐに暑い夏が帰ってくるらしいし、感傷的に見つめるほどのこともない。前を走るワゴンR“STINGRAY”。黒のメタリックボディーに、「倖田組」と書かれたラメ調のステッカーが光っている。

赤信号に引っかかったワゴンRの後ろに着くと、聞き覚えのあるロックサウンドが漏れてきた。レディー・ガガの“Boys Boys Boys”だ。値の張るスピーカーでも積んでいるのか、外にもしっかりとした音が届き、Bongoの車内よりも具合がいい感じ・・・うらやましい限り。バックウインドウから車内を覗くと、毛先をちょっとだけ色抜きしたロングヘアーが、白いブラウスにかかっている。派手過ぎない金と黒のまだら模様が、襟の大きなブラウスにお似合いだ。交差点を右に曲がるワゴンR、その横をそのまま真っ直ぐにXR230がすり抜けていく。

朝からご機嫌な歌声に、心はすでに“週末”模様。残難ながらryoはバイトで留守番だけど・・・。まあ、人もマシンも揃って“療養”が必要な緑チームには、ちょうどいいかもしれない。人間の方は自然治癒しかないので、マシンの方をPURETECHで療養・・・フロントフォークをオーバーホールしてもらっている。月末の“鮫川行き”に向けて“準備中”の緑チームを置いて、黄色チームは北関東連合群馬支部の連中と鮫川の“リハーサル”。「もぅ楽しみで仕事中そのことで頭いっぱいです」・・・連れの期待度は相当なものだ。GW以来の榛名、RIDE DAYや夏フェスで修行を積んだし、前より上手く走れるといいな!