仲間が多いのは楽しい・・・でも相変わらずコースは手強い~その4

初めてのコース、滑る路面、タイトなレイアウト・・・“腕上がり”する条件が十分に整っている。3周で“退散”していくとん・ちん・かん、その後を追うように減速すると・・・正面で元気に手を振っている男の姿・・・遅れてきたmanabuだ。右手を握り直して“L1”、manabuの目の前から再びRMを加速させていく。

パドックに戻ると、上気した顔で右腕を揉んだりさすったり・・・汚れていないマシンの横で、タバコを燻らすとん・ちん・かん。その三人にjunkoさんのお仲間が“にわかスクール”、CRFに跨ってライディングフォームを熱血指導だ。横でワタシも「フムフム」。徐々に上がってきたのは、気持ちと調子と・・・気温!木陰とスポーツドリンクで体温を下げてはコースイン、腕と体温が上がればコースアウトを繰り返して、昼になるまで突っ走る・・・午後になって、バイト明けのryoが遊びにやってきた。

夏合宿のsaitoさん、お盆の山本鯨を思い出して、“開けながらのコーナーリング”を集中的に練習。開けながら曲がって、そのまま立ち上がる・・・ヘルメットの中で“念仏”を唱えながら、フープスの終わりからコースインの左コーナーまで、コースをショートカットして「ストレートに入る前のアウトバンク」と「ストレートエンドの右直角コーナー」をひたすらに反復だ。ryoのアナログな視線とtodaさんのデジタルな視線・・・“二つ”の視線に刺激されて、ずいぶんと開けて曲がれるようになってきた。その証拠に、todaさんがベストショットの一つに選んでくれていたりして・・・ちょっとうれしかったりする。

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<次回、最終話に続く>