ちょっと柔らかいけど・・・申し分のない“全開ワールド”に全員満足!~その2

上りのストレートに二本の軌跡・・・ブルで均された二本の筋が、陽射しに照らされて白く光っている。木曜日の夕立がお気に入りの山砂に残って・・・かなり重たそうな雰囲気。ただ、森さんのおかげで、ギャップはなさそうだし、楽しく走れそうだ。

先客は3台。2台のフルサイズは、どちらもCRF250R・・・色付きゼッケンでただ者ではない空気を漂わせている。もう1台はランプの練習に来たようだ。コンテナの前にクルマを止めて、早速2台のハイエースから5人分のバイクと荷物を引っ張り出す。朝方強引に詰め込んだ割にはきれいに積まれている。すべて降ろして、テントとテーブルを準備すると、もう9時を過ぎていた。コースは無人・・・こののんびりしたところがモトパーク森らしくて・・・たまらなくいい感じだ。

真っ先に支度を終わらせたのは、やはりryo。秋を思わせる涼しい気温にエンジンをしっかりと暖めて、勢いよくコースへと飛び出していった。スタートしてすぐに全開!一気に上り坂を駆け上がると、賑やかな2ストロークエンジンの排気音だけを残して、坂の向こう側へと落ちていった。一瞬森全体が静けさに包まれる。下りきったコーナーから立ち上がり、今度は賑やかな排気音がこちらに向かってくる。透明感のある伸びきった排気音に・・ヘルメットを着けるのを忘れるほどだ。

<こだまする排気音も森ならでは響き・・・次回いよいよとんちんかんの出撃だ!>