ちょっと柔らかいけど・・・申し分のない“全開ワールド”に全員満足!~最終話

<昨日の続き・・・ようやく最終話>

※今日9/26はイバMOTO第三戦・・・サンデーとオープンに分かれて参戦した結果は・・・また後日詳しく!

エンジンがかからないCRF。疲れきったkazuに、もはや再始動させるだけの脚力は残っていなかった。RMを山肌に立てかけてkazuと交代、CRFをキックする。生ガスを抜いて、上死点を出して、思いっきりキックペダルを踏み下ろす。土ふまずにへばり付いた山砂がペダルから足を弾くけど、二度、三度と繰り返すうちに・・・バルッバルルルッと、火が入った。

エンジンを止めないようにスロットルを煽りながら、kazuの右手にハンドルを託す。頂まで数メートル、CRFに跨り最後の急斜面に向けて再スタート・・・と、リヤタイヤが大きく滑って左側の壁にそのまま倒れ込む。CRFのエンジンが再び止まった。慌ててキックを踏み下ろすが、エンジンはなかなか息を吹き返さない。

もう一回、同じことの繰り返し・・・今度は斜面への進入角度を変えて大きく迂回、ゆっくりと上り始める。無事に頂上までCRFを運ぶkazu、うまくいった!その後ろ姿を追いかけるように、RMのスロットルを開けると・・・一瞬にして車体が暴れ、危うく斜面の餌食になるところだった。両足をステップに載せたまま何とか堪えて、頂上から最終コーナーへと駆け下りていく。

最後の体力を使い果たしたkazuはすでにコースアウト、このまま終わるのも何だか中途半端な感じがするし・・・「もう少し!」と、上りのストレートに全開を当てる。ちょうど後ろからYZ450Fが迫ってきて、最後まで“バトル練習”だ。“押しの強い”4ストロークの排気音に背中を押されながら、楽しくも激しく周回を続ける。いい加減右腕も言うことを聞かなくなってきたところでコースアウト、YZ450Fも一緒にパドックへ戻り・・・本日の走行も無事終了だ!パドックではryoもとんちんかんの三人も良い顔をしている。真夏の名残の鮫川村、「もう一度来ようよ」と言いだしたのは・・・意外にもとんちんかんの方だった。年内にまた来られるといいなー。